Zigbeeとは?省電力メッシュ通信のスマートホーム規格をわかりやすく解説

Zigbeeとは、2.4GHz帯を使った省電力の無線メッシュ通信規格です。スマート照明やセンサーなどスマートホーム機器の接続に広く使われています。

Zigbeeとは

Zigbeeとは、IEEE 802.15.4規格をベースにした省電力の無線通信プロトコルで、スマートホーム機器の接続に広く使われている規格のことです。2.4GHz帯で通信し、デバイス同士がリレー形式でデータを転送する「メッシュネットワーク」を構成できるのが大きな特徴です。Philips HueやIKEA TRADFRIなどのスマート照明をはじめ、センサーやスイッチなど多くのスマートホーム製品に採用されています。

詳しい解説

Zigbeeの仕組みとメッシュネットワーク

Zigbeeではデバイスが3つの役割に分かれます。ネットワーク全体を管理する「コーディネーター」(通常はハブ)、データを中継する「ルーター」(常時給電の照明やプラグなど)、そして電池駆動の「エンドデバイス」(センサーやリモコン)です。ルーターが増えるほどネットワークのカバー範囲が広がり、通信の冗長性も高まります。1つのネットワークに数百台のデバイスを接続できるスケーラビリティも魅力です。

Wi-Fiやbluetoothとの違い

Wi-Fiは高速大容量通信に適していますが消費電力が大きく、電池駆動の小型センサーには向きません。Bluetoothは1対1接続が基本で、多数のデバイスをまとめて管理するには制約があります。Zigbeeは低消費電力でメッシュネットワークに対応しているため、電池で数年間動作するセンサーやスイッチに最適です。ただし、通信にはZigbee対応のハブ(ブリッジ)が必要になる点が、Wi-Fi機器との大きな違いです。

Zigbeeの現状とMatterとの関係

Zigbeeは長年にわたりスマートホームの主要規格として普及してきましたが、近年は後継規格ともいえるMatterが登場しています。MatterはZigbeeの開発元であるCSAが策定した規格で、IPベースの通信に移行しています。ただし、既存のZigbee製品が即座に使えなくなるわけではなく、ハブのブリッジ機能を通じてMatterエコシステムに統合されるケースが増えています。

選び方のポイント

1. 対応ハブの有無を確認する

Zigbeeデバイスを使うには専用ハブが必要です。Amazon EchoやSmartThingsハブなどZigbee対応ハブを持っているか、合わせて購入する必要があるか確認しましょう。

2. 2.4GHz帯の混雑状況を考慮する

ZigbeeはWi-Fiと同じ2.4GHz帯を使うため、Wi-Fi機器が密集した環境では干渉が起きる場合があります。Zigbeeチャンネルの変更やWi-Fiとの周波数帯の棲み分けを意識することが大切です。

3. Matter対応のロードマップを確認する

今後はMatter対応への移行が進む見込みです。購入するデバイスやハブがMatterへのブリッジ機能を備えているか、将来的なアップデート予定があるかも選択のポイントになります。