ワイヤレス充電とは
ワイヤレス充電とは、充電ケーブルを接続せずに、充電パッドや充電スタンドの上に端末を置くだけでバッテリーを充電できる技術です。最も普及している規格が**Qi(チー)**で、iPhone、Androidスマホ、完全ワイヤレスイヤホン(TWS)の充電ケースなど、多くのガジェットが対応しています。
詳しい解説
ワイヤレス充電の仕組み
ワイヤレス充電は電磁誘導の原理を利用しています。充電器側のコイルに電流を流すと磁界が発生し、端末側のコイルがその磁界を受けて電流に変換する仕組みです。
充電器と端末が密着する必要があるため、厚いケースをつけていたり、金属製ケースを使っていると正常に充電できない場合があります。
Qi規格の進化
| バージョン | 最大出力 | 特徴 |
|---|---|---|
| Qi(従来) | 5W〜15W | 基本のワイヤレス充電。対応機器が最も多い |
| Qi2 | 15W〜 | Appleの MagSafe技術をベースに標準化。磁石で位置合わせが正確に |
Qi2はマグネットで充電器と端末の位置を正確に合わせるため、充電効率が向上し、位置ずれによる充電失敗が起きにくくなっています。
メーカー独自のワイヤレス充電
Qi規格とは別に、メーカー独自のワイヤレス充電技術もあります。
- Apple MagSafe: iPhone 12以降対応。マグネットで吸着し充電。iPhone 16シリーズでは最大25W(対応充電器使用時)、従来モデルは最大15W
- Samsung独自: Galaxy向けに最大15Wのワイヤレス充電を提供
- OnePlus AIRVOOC: 最大50Wの高速ワイヤレス充電
ワイヤレス充電のメリットと注意点
メリット:
- ケーブルの抜き差し不要。置くだけの手軽さ
- 充電端子(USB-C)の摩耗防止
- デスク周りがすっきりする
注意点:
- 有線の急速充電に比べると充電速度は遅い傾向
- 充電中の発熱がやや多い
- 充電しながらスマホを操作しにくい(パッド型の場合)
選び方のポイント
1. 端末の対応規格と最大ワット数を確認
お使いのスマホがQi/Qi2のどちらに対応しているか、受け入れ可能な最大ワット数は何Wかを確認しましょう。充電器側がいくら高出力でも、端末側の上限を超えた充電はできません。
2. パッド型とスタンド型の選択
パッド型は平置きで省スペース。スタンド型は充電中に画面が見やすく、通知確認やWeb会議に便利です。就寝時の充電にはパッド型、デスクでの日中使いにはスタンド型がおすすめです。
3. ワイヤレス充電器の選び方
ワイヤレス充電器を選ぶ際は、出力ワット数、対応規格(Qi/Qi2/MagSafe)、付属のACアダプターの有無を確認しましょう。充電器本体は安くてもACアダプターが別売りの場合があります。