有線LANとは?安定したネット接続をわかりやすく解説

有線LANとは、LANケーブル(イーサネットケーブル)を使ってネットワーク機器同士を物理的に接続する通信方式です。Wi-Fiに比べて安定性と低遅延に優れ、高速通信が可能です。

有線LANとは

有線LAN(イーサネット)とは、LANケーブルを使ってPCやゲーム機などのデバイスをルーターやスイッチに物理的に接続するネットワーク接続方式です。Wi-Fi(無線LAN)と異なり、電波の干渉や距離による速度低下がないため、常に安定した通信速度と低い遅延を維持できるのが最大の強みです。オンラインゲームやビデオ会議、大容量ファイルの転送など、安定性と速度が求められる場面で重宝されます。

詳しい解説

LANケーブルのカテゴリと速度

LANケーブルには「Cat(カテゴリ)」と呼ばれる規格があり、対応する通信速度が異なります。現在広く使われているCat5eは最大1Gbps、Cat6は1Gbps(短距離で10Gbps)、Cat6Aは10Gbps、Cat7も10Gbps(ノイズ耐性が向上)に対応しています。一般的な家庭用途であればCat6で十分ですが、将来の10Gbps回線に備えるならCat6A以上を選んでおくと安心です。ケーブルの長さは最大100mまで性能が保証されています。

Wi-Fiとの使い分け

Wi-Fiの利便性は年々向上していますが、有線LANには無線では得られないメリットがあります。Wi-Fiは電子レンジや他のWi-Fi機器からの干渉を受けやすく、壁や床などの障害物で速度が低下します。有線LANはこうした影響を一切受けないため、Wi-Fiルーターのすぐ近くにいるときと変わらない安定した通信品質を常に得られます。特にオンラインゲームでは、遅延(レイテンシ)の低さが勝敗に直結するため、有線接続が強く推奨されます。

10Gbpsネットワークの広がり

家庭向けの高速インターネット回線が10Gbpsに到達する時代を迎え、LAN環境も高速化のニーズが高まっています。10Gbps対応のルーターやスイッチングハブ、Cat6A以上のケーブルを組み合わせることで、家庭内でも10Gbpsのネットワーク環境を構築できます。NASへの大容量データ転送や、複数のデバイスが同時に高画質ストリーミングを行うような環境では、10Gbps有線LANの恩恵を実感できるでしょう。

配線の工夫

有線LANの最大のデメリットはケーブルの物理的な存在です。部屋をまたいで配線する場合は、壁の中にLAN配管を通す方法や、フラットタイプのケーブルでドアの隙間を通す方法、PLCアダプター(電力線通信)でコンセント経由で接続する方法などがあります。新築やリフォーム時には各部屋にLANコンセントを設置しておくと、将来的にも便利です。

選び方のポイント

1. 回線速度に合ったカテゴリのケーブルを選ぶ

1Gbps回線ならCat5eまたはCat6、10Gbps回線ならCat6A以上が必要です。価格差はわずかなので、Cat6Aを選んでおくのがコスパの面でもおすすめです。

2. ケーブルの形状を用途に合わせる

通常の丸型ケーブルのほか、ドアの隙間を通せるフラットケーブル、取り回しやすいスリムケーブルなどがあります。配線経路に合わせた形状を選ぶと見た目もすっきりします。

3. スイッチングハブでポートを拡張する

Wi-FiルーターのLANポートが足りない場合は、スイッチングハブを追加して接続口を増やしましょう。1Gbps対応の5ポートモデルなら手頃な価格で入手できます。