Wi-Fiルーターとは?自宅のネットワーク機器をわかりやすく解説

Wi-Fiルーターとは、インターネット回線を家庭内の複数デバイスに無線で分配するネットワーク機器です。Wi-Fi規格や対応帯域、ポート数など選び方のポイントを解説します。

Wi-Fiルーターとは

Wi-Fiルーターとは、インターネット回線の信号を受け取り、家庭内のスマートフォン、PC、タブレット、スマートスピーカーなどのデバイスに無線LANで分配するネットワーク機器です。自宅でWi-Fiを使うために欠かせない機器であり、対応するWi-Fi規格やアンテナ性能、搭載機能によって通信速度や安定性が大きく変わります。

詳しい解説

Wi-Fi規格と通信速度

Wi-Fiルーターを選ぶ際にまず確認すべきなのが、対応するWi-Fi規格です。Wi-Fi 6(802.11ax)は現在の主流規格で、最大9.6Gbpsの理論速度を持ちます。Wi-Fi 6Eは6GHz帯を追加で利用でき、混雑が少なくより高速な通信が可能です。最新のWi-Fi 7では最大46Gbpsに達し、MLO技術により安定性も向上しています。ルーターの規格が新しくても、接続するデバイス側が対応していなければその恩恵を受けられない点は覚えておきましょう。

周波数帯域(バンド)の種類

Wi-Fiルーターは使用する周波数帯域の数で分類できます。「デュアルバンド」は2.4GHz帯と5GHz帯の2つ、「トライバンド」は5GHz帯をもう1つ追加(または6GHz帯を追加)した3つの帯域を持ちます。2.4GHz帯は障害物に強く遠くまで届きますが速度は控えめ、5GHz帯は高速ですが障害物に弱い性質があります。接続デバイスが多い家庭では、トライバンド対応のルーターを選ぶと帯域に余裕が生まれ安定した通信を維持しやすくなります。

アンテナとカバレッジ

ルーターのアンテナ数は通信の安定性と速度に直結します。「4x4」や「2x2」と表記されるストリーム数が多いほど、同時通信の処理能力が高くなります。ビームフォーミング機能を搭載したモデルは、接続デバイスの方向に電波を集中させることで効率的な通信を実現します。広い住居で電波が届かない場所がある場合は、メッシュWi-Fiシステムの導入も検討すると良いでしょう。

LANポートとその他の機能

Wi-FiルーターにはLANポート(有線接続用端子)も搭載されています。デスクトップPCやゲーム機など、安定性を重視する機器は有線接続がおすすめです。1Gbps対応が一般的ですが、ハイエンドモデルでは2.5Gbpsや10Gbpsのポートを備えた製品もあります。また、USB端子を搭載してNAS的な簡易ファイル共有ができるモデルや、VPNサーバー機能を持つモデルなど、付加機能も製品選びの判断材料になります。

選び方のポイント

1. 接続デバイス数と住居の広さで選ぶ

接続台数が20台以下でワンルームから2LDK程度なら、Wi-Fi 6対応のミドルクラスで十分です。3LDK以上や接続台数が多い場合はハイエンドモデルやメッシュWi-Fiを検討しましょう。

2. インターネット回線速度とのバランスを取る

契約回線が1Gbpsならルーターも1Gbps以上の実効速度を出せるモデルを、10Gbps回線なら10Gbps対応ルーターを選ぶのが理想的です。回線速度より高スペックなルーターを買っても回線がボトルネックになります。

3. セキュリティ機能を確認する

WPA3対応は今やスタンダードです。自動ファームウェア更新機能があると、セキュリティパッチが自動適用されるため安心です。