Wi-Fi通話とは?電波が届かない場所でも通話できる技術をわかりやすく解説

Wi-Fi通話とは、携帯電話の電波が弱い場所でもWi-Fi接続を利用して音声通話やSMSを行える技術です。仕組みと選び方を解説します。

Wi-Fi通話とは

Wi-Fi通話(Wi-Fi Calling)とは、Wi-Fiネットワークを経由して携帯電話の音声通話やSMSを利用できる技術です。5GやLTEの電波が届きにくい建物の奥や地下などでも、Wi-Fi環境さえあれば通常の電話番号でそのまま発着信が可能です。通話中にWi-Fiエリアを離れた場合はモバイル回線に自動で切り替わるため、通話が途切れる心配もありません。

詳しい解説

Wi-Fi通話の仕組み

Wi-Fi通話は、スマートフォンがWi-Fiネットワークを通じて携帯キャリアのIPMS(IP Multimedia Subsystem)サーバーに接続し、VoLTEと同様の仕組みで音声通話を実現します。音声データはインターネット経由で暗号化されて伝送されるため、セキュリティ面でも安心です。LINEやSkypeなどのVoIPアプリとは異なり、キャリアの通話基盤を使うため、相手には通常の電話番号として表示されます。

Wi-Fi通話とVoIPアプリの違い

特徴Wi-Fi通話VoIPアプリ(LINE通話など)
電話番号携帯番号をそのまま使用アプリ固有のID/番号
通話料キャリアの通話プランに準拠基本無料(データ通信量は消費)
緊急通報(110/119)対応非対応
回線切替Wi-Fi⇔モバイル自動切替切替なし(通信品質に依存)
相手の環境特別な準備不要同じアプリが必要

Wi-Fi通話の大きな利点は、相手が特別なアプリをインストールしていなくても通常の電話として着信できる点です。緊急通報(110番・119番)にも対応しているのは、VoIPアプリにはない重要なメリットです。

対応キャリアと設定方法

日本国内では主要キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイル)がWi-Fi通話に対応しています。設定は端末の通話設定から「Wi-Fi通話」をオンにするだけで有効になります。iPhoneではiOS設定の「モバイル通信」→「Wi-Fi通話」から、Androidでは「電話」アプリの設定から有効化できます。eSIM利用時でも同様に設定可能です。

選び方のポイント

1. キャリアとスマートフォンの対応を確認する

Wi-Fi通話はキャリアと端末の両方が対応している必要があります。契約中のキャリアのWebサイトで対応端末リストを確認しましょう。海外旅行中にWi-Fi通話を使えば、国際ローミング料金を抑えられる場合もあります。

2. Wi-Fi環境の品質を確保する

Wi-Fi通話の音質はWi-Fiの通信品質に直結します。安定した通話のためには、下り・上りともに1Mbps以上の速度が推奨されます。自宅のWi-Fiが不安定な場合は、Wi-Fiルーターの更新や設置場所の見直しを検討しましょう。

3. 海外利用時のメリットを活用する

海外渡航時にWi-Fi通話を有効にしておくと、ホテルやカフェのWi-Fiを使って日本と同じ通話料金で電話できます。国際ローミング料金を気にせず利用できるため、海外出張や旅行が多い方は特に重宝する機能です。

まとめ

Wi-Fi通話は、目的に合った製品を選ぶことで真価を発揮します。購入の決め手はキャリアとスマートフォンの対応です。加えてWi-Fi環境の品質もしっかり確認しておくと失敗を防げます。じっくり比較して、納得のいく一台を選んでください。