ビデオライトとは?動画撮影用LED照明の仕組みをわかりやすく解説

ビデオライトとは、動画撮影やライブ配信で被写体を照らすためのLED照明機器のこと。仕組みと選び方を解説します。

ビデオライトとは

ビデオライトとは、動画撮影やライブ配信において、被写体を適切な明るさと色味で照らすためのLED照明機器のことです。リングライトがリング形状に特化した照明であるのに対し、ビデオライトはパネル型やスティック型などさまざまな形状があり、より本格的なライティングを構築できます。YouTubeの動画撮影、商品撮影、インタビュー撮影など、映像制作のクオリティを大きく左右する重要な機材です。

詳しい解説

ビデオライトの種類と形状

ビデオライトには主にパネル型、スティック型、小型オンカメラ型の3種類があります。パネル型は面積が広く、柔らかい光を広範囲に照射できるため、メインライトとして最もよく使われます。スティック型は細長い形状で、背景の演出やアクセントライトに適しています。小型オンカメラ型はカメラのホットシューに取り付けられるコンパクトなサイズで、ロケ撮影やVlog撮影に便利です。

色温度とCRI(演色性)

ビデオライトの品質を決める重要なスペックが色温度とCRI(Color Rendering Index:演色評価数)です。色温度は光の色味を表し、2700K(暖かいオレンジ色)から6500K(クールな白色)まで調整できるバイカラーモデルが便利です。CRIは自然光と比べてどれだけ正確に色を再現できるかを示す指標で、95以上(CRI95+)が映像制作に適した水準です。CRIが低い安価なLEDでは、肌の色がくすんで見えることがあります。

三点照明の基本

プロの映像制作では「三点照明」と呼ばれるライティング手法が基本です。被写体の斜め前から照らすキーライト(主光源)、反対側から影を和らげるフィルライト(補助光)、背後から輪郭を際立たせるバックライト(逆光)の3つで構成します。すべてをビデオライトで構成する必要はなく、窓からの自然光をキーライトにして、ビデオライトでフィルライトを追加するだけでも映像の質は大幅に向上します。

選び方のポイント

1. 明るさ(光量)は余裕を持って選ぶ

ビデオライトの明るさはルーメン(lm)やルクス(lx)で表されます。デスクでの配信なら1000ルーメン程度で十分ですが、広い部屋での撮影やグリーンスクリーンを均一に照らしたい場合は、3000ルーメン以上が必要です。調光機能で暗くはできますが、暗いライトを明るくすることはできないため、余裕のある光量のモデルを選びましょう。

2. 給電方式とバッテリー駆動

AC電源専用のモデルは安定した光量を維持できますが、コンセントが必要です。バッテリー駆動対応のモデルは屋外撮影やロケに持ち出せます。NP-Fバッテリー対応の製品は汎用性が高く、カメラ機材と電池を共用できるメリットがあります。USB-C給電に対応したモデルなら、モバイルバッテリーからも電力を供給できます。

3. ディフューザーとアクセサリー

ビデオライトの光を柔らかくするディフューザー(拡散板)や、光の方向を制御するバーンドア、グリッドなどのアクセサリーが使えるかどうかも重要です。Bowensマウント対応のモデルならソフトボックスやオクタゴンボックスなど多くの光調整アクセサリーを取り付けられます。三脚やライトスタンドへの取り付けには1/4インチネジやスピゴットマウントが使われます。

まとめ

ビデオライトは、映像撮影や配信における照明品質を左右する重要な機材です。光量(ルーメン)や色温度の可変範囲、電源方式を比較して、撮影シーンに合ったものを選ぶことが大切です。適切な照明環境を整えることで、映像のクオリティが格段に向上します。