テレプロンプターとは
テレプロンプターとは、カメラのレンズの前にハーフミラー(半透明の鏡)を設置し、そこに原稿やスクリプトを映し出すことで、撮影者がカメラ目線を保ちながら台本を読める装置のことです。「プロンプター」とも略して呼ばれます。テレビのニュースキャスターがカメラを見つめながらニュースを読み上げられるのは、この装置のおかげです。最近ではYouTuberやライブ配信者向けの小型モデルも増えています。
詳しい解説
テレプロンプターの仕組み
テレプロンプターはシンプルな光学的原理で動作しています。カメラのレンズの前にハーフミラー(ビームスプリッター)を45度の角度で設置し、その下または横にスマートフォンやタブレットを置いて原稿を表示します。ハーフミラーは原稿の文字を反射して撮影者に見せつつ、カメラのレンズには光を透過させます。つまり、撮影者には原稿が見えていますが、カメラの映像には原稿は映りません。原稿は左右反転した状態で表示されるため、ハーフミラーで反射すると正しい向きで読めます。
小型テレプロンプターの普及
かつてテレプロンプターは放送局やプロの撮影現場でしか見られない高価な機材でしたが、近年はスマートフォンを画面表示デバイスとして使う小型テレプロンプターが登場し、個人のクリエイターにも手が届くようになりました。1〜3万円台の製品が多く、Webカメラやミラーレスカメラに取り付けて使えます。専用アプリでスクロール速度や文字サイズを調整でき、リモコンやフットペダルで操作することも可能です。
テレプロンプター用アプリ
テレプロンプターを使うには原稿表示用のアプリが必要です。iOS/Android向けの専用アプリ(Teleprompter Premium、PromptSmart Proなど)では、スクロール速度の調整、フォントサイズの変更、リモコン操作への対応などが可能です。PromptSmart Proは音声認識で話すスピードに合わせて自動スクロールする機能があり、アドリブを挟んでもスクリプトが待ってくれます。
選び方のポイント
1. カメラとの互換性を確認する
テレプロンプターはカメラのレンズ径やサイズに合わせて選ぶ必要があります。スマートフォンで撮影するならスマホ用の小型モデル、ミラーレスカメラで撮影するならカメラ用のモデルを選びましょう。レンズ径に合うアダプターリングが付属しているかも確認が必要です。
2. ハーフミラーの品質
安価なテレプロンプターはハーフミラーの品質が低く、カメラの映像に色かぶりや反射が生じることがあります。光透過率が70%以上のハーフミラーを使用した製品なら、カメラ映像への影響を最小限に抑えられます。ビデオライトの配置にも注意し、ハーフミラーに直接光が当たらないようにしましょう。
3. 原稿表示デバイスのサイズ
スマートフォンを使うタイプは手軽ですが、画面が小さいため文字を大きくすると一度に表示できる量が少なくなります。8〜10インチのタブレットを使えるモデルなら、より多くの原稿を一度に表示でき、読みやすくなります。三脚に固定して使う場合は、全体の重量バランスも確認しましょう。
まとめ
テレプロンプターは、カメラ目線を保ちながら原稿を読むことを可能にする撮影補助機材です。対応する画面サイズやカメラとの互換性、ソフトウェアの操作性を確認して選びましょう。プレゼンや動画収録でスムーズに話したい方にとって、心強い味方になるはずです。