サブウーファーとは?迫力の重低音を担当するスピーカーをわかりやすく解説

サブウーファーとは、通常のスピーカーでは再生が難しい超低音域を専門に担当するスピーカーです。仕組みと選び方を解説します。

サブウーファーとは

サブウーファーとは、主に20Hz~200Hz程度の超低音域を再生するために設計された専用スピーカーのことです。映画の爆発シーンやBGMの重低音、音楽のベースラインなど、通常のスピーカーだけでは不足しがちな低域を補完します。サウンドバーAVレシーバーと組み合わせて使用することが多く、ホームシアターシステムでは欠かせない存在です。

詳しい解説

サブウーファーの仕組み

サブウーファーは大口径のウーファードライバー(通常8インチ~15インチ)を搭載し、低い周波数の音を効率的に再生します。低音は波長が長いため、大きな振動板でたくさんの空気を動かす必要があります。多くの家庭用サブウーファーはアクティブ(パワード)型で、専用のアンプを内蔵しています。このアンプが大口径ドライバーを十分に駆動し、体に響くような重低音を生み出します。

サブウーファーの方式

サブウーファーにはいくつかの方式があり、それぞれ音の特徴が異なります。

方式特徴音質傾向
バスレフ型ポートから低音を放射して効率を上げる低域の量感が豊か
密閉型箱を完全に密閉するタイトで正確な低音
パッシブラジエーター型駆動しない振動板で低音を補強バスレフに近いが風切り音がない

映画の迫力を重視するならバスレフ型、音楽のベースラインを正確に再現したいなら密閉型がおすすめです。パッシブラジエーター型はバスレフ型のメリットを持ちながらポートノイズがないため、設置の自由度が高いのが利点です。

クロスオーバー周波数の設定

サブウーファーとメインスピーカーの受け持ち帯域を分ける境目を「クロスオーバー周波数」と呼びます。適切に設定しないと、特定の帯域が重複してブーミーになったり、逆に抜け落ちたりします。一般的には80Hz前後が推奨されますが、メインスピーカーの低域再生能力に応じて調整します。AVレシーバーを使っている場合は、自動音場補正機能で最適な値を設定できることが多いです。

選び方のポイント

1. ドライバーサイズと部屋の広さを合わせる

8インチ(20cm)のサブウーファーは6~10畳の部屋に、10インチ(25cm)は10~15畳に、12インチ(30cm)以上は15畳以上の部屋に適しています。部屋に対して大きすぎるサブウーファーは低音が過剰になりやすく、小さすぎると存在感が薄くなります。

2. 設置場所を考慮する

低音は指向性が低い(どの方向からも同じように聞こえる)ため、設置場所の自由度はメインスピーカーより高いです。ただし、部屋の角に置くと低音が増幅されすぎることがあるため、壁から少し離した位置に設置するのが基本です。ワイヤレス接続に対応したモデルなら配線の制約が減り、最適な場所に置きやすくなります。

3. 調整機能の充実度をチェックする

音量調整、クロスオーバー周波数調整、位相切り替え(0度/180度)の3つは最低限欲しい機能です。上位モデルにはアプリからのイコライザー調整や、部屋の音響を自動測定して最適化する機能を搭載したものもあります。

まとめ

サブウーファーは、映画や音楽の低音域を力強く補完し、立体感のある音場を生み出す存在です。ドライバーのサイズと部屋の広さのバランスを見極め、既存のスピーカーとの調和を意識して選びましょう。低音が加わることで、いつもの音楽や映画がまったく違う体験に変わります。