ストリーミング配信とは
ストリーミング配信とは、映像や音声のデータをリアルタイムでインターネットを通じて視聴者に届ける配信方式のことです。Twitch、YouTube Live、ニコニコ生放送といったプラットフォームを使い、ゲーム実況やトーク配信、イベント中継などが行われています。録画した動画を後からアップロードする方式と異なり、配信者と視聴者がリアルタイムでコミュニケーションできるのが最大の魅力です。
詳しい解説
ストリーミング配信の基本的な仕組み
配信の流れは、まずPC上でOBS Studio などの配信ソフト(エンコーダー)を使って映像と音声をエンコード(圧縮変換)し、配信プラットフォームのサーバーに送信します。サーバーが受け取ったデータを視聴者に配信するという仕組みです。映像の品質を決めるのが「ビットレート」で、数値が高いほど高画質になりますが、回線速度が追いつかないとカクつきの原因になります。一般的にフルHD配信なら6,000〜8,000kbps程度が目安です。
必要な機材と環境
PC ゲームの配信であれば、配信ソフトとある程度のスペックのPCがあれば始められます。CPUのエンコード性能か、GPUのハードウェアエンコーダー(NVENC など)を活用するのが一般的です。コンソールゲームを配信する場合はキャプチャーボードが必要になります。マイクは音声品質に直結するため、USB接続のコンデンサーマイクやダイナミックマイクの導入が効果的です。安定したインターネット回線も重要で、上り速度15Mbps以上が推奨されます。
エンコード方式:ソフトウェア vs ハードウェア
エンコードにはソフトウェアエンコード(x264)とハードウェアエンコード(NVENC、AMF、QSV)の2種類があります。ソフトウェアエンコードは画質が高い反面、CPUに大きな負荷がかかります。ハードウェアエンコードはGPUの専用チップで処理するため、CPU負荷が低く、ゲームのパフォーマンスに影響しにくいのが利点です。最近のNVENCは画質もソフトウェアエンコードに迫る水準まで向上しています。
選び方のポイント
1. 配信プラットフォームを決める
Twitch はゲーム配信のコミュニティが活発で、YouTube Live は幅広いジャンルに対応し、アーカイブの残しやすさが魅力です。プラットフォームごとに推奨ビットレートや配信設定が異なるので、まず配信先を決めてから環境を整えましょう。
2. PCスペックに合った配信設定を選ぶ
高性能なGPUを搭載しているなら、NVENCなどのハードウェアエンコードを活用するのがおすすめです。配信解像度は720p 60fps から始めて、回線やPCの余裕を見ながら1080p 60fps に上げていくと無理がありません。
3. マイクと照明にも投資する
視聴者にとって音声の聞き取りやすさは映像以上に重要です。マイク性能の良い機材を用意するだけで、配信のクオリティが大きく上がります。顔出し配信をする場合は、リングライトなどの照明も効果的です。