ストリームデックとは
ストリームデックとは、Elgato社が開発した、各ボタンに小型の液晶ディスプレイを内蔵したカスタマイズ可能なキーパッドのことです。もともとライブ配信者向けに開発され、OBS Studioのシーン切り替えやサウンドエフェクト再生をワンボタンで操作できます。現在は配信用途だけでなく、オフィス業務やクリエイティブ作業の効率化ツールとしても人気があり、マクロキーボードや左手デバイスの進化形とも言えるデバイスです。
詳しい解説
液晶ボタンの仕組み
ストリームデックの最大の特徴は、各ボタンが独立した液晶ディスプレイを持っていることです。割り当てた機能に応じてアイコンや文字がボタン上に表示されるため、どのボタンが何の機能を持っているか一目で確認できます。フォルダ機能でボタンを階層化すれば、ボタン数以上の操作を登録可能です。また、動的に表示が変わるプラグイン(例:CPU使用率の表示、タイマーのカウントダウン)を使えば、リアルタイム情報の確認ツールとしても機能します。
配信者としての活用
配信者にとってストリームデックは必携ツールです。OBS Studioのシーン切り替え、マイクのミュート/解除、BGMの再生/停止、グリーンスクリーンフィルターのオン/オフなど、配信中の操作をすべてワンボタンで行えます。視聴者からのコメントに即座にサウンドエフェクトで反応するなど、インタラクティブな配信スタイルにも対応できます。Twitch連携プラグインを使えば、フォロー通知やサブスクリプション通知の表示も可能です。
配信以外の活用シーン
ストリームデックは配信者だけのものではありません。ビデオ会議(Zoom、Teams)のミュート/カメラ切り替え、よく使うアプリの起動、定型文の入力、スマートホーム機器の操作など、日常的なPC作業の効率化に活用できます。フォルダやプロファイル機能でアプリごとにボタン配置を自動切り替えする設定も可能で、使い方は無限に広がります。
選び方のポイント
1. ボタン数とサイズを選ぶ
ストリームデックは6ボタン(Mini)、8ボタン(Neo)、15ボタン(MK.2)、32ボタン(XL)など複数のサイズがあります。初めて導入するなら15ボタンのMK.2がバランスが良くおすすめです。配信で多くの操作を行う方や、複数のプロファイルを頻繁に切り替える方は32ボタンのXLが便利です。
2. プラグインのエコシステム
ストリームデックの真価はプラグインの豊富さにあります。OBS Studio、Philips Hue、Spotify、Elgato Wave(マイク制御)など、300以上の公式・コミュニティプラグインが公開されています。自分が使うサービスやアプリ向けのプラグインが充実しているか、事前にElgatoのマーケットプレイスで確認しましょう。
3. モバイル版との比較
ストリームデック モバイル(スマートフォンアプリ版)を使えば、物理デバイスを購入せずにストリームデックの機能を試せます。まずはモバイル版で使用感を確かめてから、物理デバイスの購入を検討するのも賢い選び方です。物理ボタンの触覚フィードバックが欲しい方には、やはりハードウェア版がおすすめです。
まとめ
Stream Deckは、配信中の操作をボタン一つで実行できるようにするコントローラーです。ボタン数やプラグインの充実度、自分の配信ワークフローとの相性を確認して選びましょう。配信以外にも業務効率化に活用できるので、幅広い用途を想定して検討してみてください。