センサーサイズとは?カメラの画質を左右するイメージセンサーの大きさを解説

センサーサイズとは、カメラのイメージセンサーの物理的な大きさです。画質やボケ味への影響と選び方を解説します。

センサーサイズとは

センサーサイズとは、デジタルカメラやスマートフォンに搭載されているイメージセンサー(撮像素子)の物理的な大きさのことです。センサーが大きいほど多くの光を取り込めるため、ノイズが少なくダイナミックレンジの広い高画質な写真が撮れます。また、大きなセンサーほど背景を美しくぼかす「ボケ味」を出しやすくなります。画素数と並んで、カメラの画質を決定づける最も重要なスペックのひとつです。

詳しい解説

主なセンサーサイズの比較

センサーサイズ 実寸(横x縦 mm) 搭載機器の例
1/2.3型 6.2 x 4.6 エントリースマホ、コンデジ
1/1.7型 7.6 x 5.7 ミドルレンジスマホ
1型 13.2 x 8.8 高級コンデジ、ハイエンドスマホ
マイクロフォーサーズ 17.3 x 13.0 ミラーレス一眼(OM SYSTEM、Panasonic)
APS-C 23.6 x 15.6 ミラーレス一眼(Canon、Fujifilm、Sony)
フルサイズ(35mm判) 36.0 x 24.0 プロ向けミラーレス一眼

フルサイズセンサーの面積は1/2.3型の約30倍もあり、同じ画素数でも1画素あたりに受け取れる光の量が桁違いに多くなります。

センサーサイズが画質に与える影響

光の取り込み量: 大きなセンサーは光を多く受け取れるため、暗い場所でもノイズの少ないクリアな写真が撮れます。ISO感度を上げてもノイズが目立ちにくいのは大型センサーの大きな強みです。

ダイナミックレンジ: 明るい部分から暗い部分までの階調表現力が広がります。逆光や明暗差の大きなシーンで白飛び・黒潰れしにくくなります。

ボケ味: 同じF値(絞り)でも、センサーが大きいほど被写界深度が浅くなり、背景がきれいにボケます。ポートレートや料理写真で被写体を際立たせたいときに有利です。

スマートフォンのセンサーサイズ事情

近年のスマートフォンはセンサーの大型化が進んでおり、フラッグシップ機では1型に迫る大型センサーを搭載するモデルも登場しています。とはいえ物理的なスペースの制約があるため、AIによるコンピュテーショナルフォトグラフィー(複数枚合成やノイズ除去の演算処理)と組み合わせることで、小型センサーのハンデを補っているのが実情です。

選び方のポイント

1. 用途に合ったセンサーサイズを選ぶ

SNS投稿や日常の記録ならスマートフォンのカメラで十分です。風景やポートレートをじっくり撮りたいならAPS-C以上のミラーレス一眼が、プロの写真や映像制作ならフルサイズが適しています。

2. センサーサイズと携帯性のトレードオフ

センサーが大きくなるほどカメラ本体やレンズも大型化します。「大きくて高画質」と「小さくて持ち歩きやすい」のバランスを考え、自分の撮影スタイルに合ったサイズを選びましょう。

3. 画素数だけで判断しない

画素数が多くてもセンサーが小さければ1画素あたりの面積が小さくなり、ノイズが増える傾向があります。「画素数」と「センサーサイズ」はセットで確認することが大切です。