感度(dB)とは
感度(かんど)は、イヤホンやヘッドホンに1mW(ミリワット)の電力を入力したときに出る音の大きさをdB(デシベル)で表した数値です。「能率」とも呼ばれます。感度が高い製品ほど少ない電力で大きな音を出せるため、スマートフォンなどの非力な出力でも十分な音量が取れます。一般的なイヤホン・ヘッドホンの感度は90~120dB程度です。
詳しい解説
感度の見方
仕様表に「感度: 110dB/mW」や「音圧感度: 105dB SPL/mW」と書かれているのが感度の表記です。数値が大きいほど音量が取りやすいと覚えておけば大丈夫です。3dBの差で音の大きさは約1.4倍、10dBの差で約2倍に感じるとされています。つまり、感度100dBの製品と110dBの製品では、同じ音量設定で後者のほうが体感で約2倍大きな音になります。
インピーダンスとの関係
イヤホンの鳴らしやすさは、感度とインピーダンスの両方で決まります。感度が高くてもインピーダンスが極端に高ければアンプに負担がかかりますし、感度が低くてもインピーダンスが低ければ意外と鳴らせることもあります。たとえば「感度110dB、インピーダンス16Ω」のイヤホンはスマートフォンでも余裕で鳴りますが、「感度98dB、インピーダンス300Ω」のヘッドホンにはヘッドホンアンプが必要になるでしょう。
ドライバー方式と感度の傾向
BA型ドライバー搭載のイヤホンは、一般的に感度が高い傾向にあります。小さな電力でも効率よく音を出せる構造だからです。ダイナミックドライバー搭載モデルは製品によって感度に幅がありますが、イヤホンサイズであればスマートフォンで十分鳴らせるものがほとんどです。大型のダイナミックドライバーを搭載した開放型ヘッドホンなどは感度が低めの傾向があり、ヘッドホンアンプとの組み合わせで真価を発揮します。
選び方のポイント
1. スマートフォン直挿しなら感度100dB以上が目安
スマートフォンやノートPCで使うなら、感度が100dB以上の製品を選ぶと音量不足で困ることは少ないです。
2. インピーダンスと合わせて総合的に判断する
感度の数値だけで判断するのではなく、インピーダンスも一緒に確認しましょう。両方の数値を見れば、自分の環境で鳴らせるかどうかが判断できます。
3. 環境に応じた選び方
電車やカフェなど騒がしい場所で使う場合は、感度が高いほうが音量に余裕が生まれます。自宅で静かに聴くなら、感度がやや低くても問題ありません。