SDIコンバーターとは?プロ映像機器の信号変換をわかりやすく解説

SDIコンバーターとは、SDI規格の映像信号をHDMIなど他の規格に変換する機器のことです。仕組みと選び方を解説します。

SDIコンバーターとは

SDIコンバーターとは、放送・業務用映像機器で使われるSDI(Serial Digital Interface)規格の映像信号を、HDMIなど民生用の規格に変換したり、その逆方向の変換を行う機器のことです。プロ用カメラやミキサーの映像をATEMミニなどのHDMI入力機器に接続したい場合や、ビデオスイッチャーの出力を一般的なモニターに映したい場合に使われます。

詳しい解説

SDIとHDMIの違い

SDIはBNCコネクタを使用する業務用の映像伝送規格で、最大100m以上のケーブル長に対応し、ロック機構付きで抜けにくいのが特徴です。一方、HDMIは民生用で一般的ですが、ケーブル長は通常10m程度が上限で、コネクタにロック機構がありません。プロの現場ではSDIの信頼性が求められますが、民生用機器との接続にはコンバーターが必要になります。

変換の方向と種類

SDIコンバーターには「SDI to HDMI」「HDMI to SDI」「双方向変換」の3タイプがあります。SDI出力のカメラをHDMIモニターに映す場合はSDI to HDMI、PCやゲーム機のHDMI出力をSDIケーブルで長距離伝送する場合はHDMI to SDIを選びます。双方向タイプは1台で両方に対応でき、現場での柔軟性が高まります。

対応解像度と規格

SDIにはSD-SDI、HD-SDI、3G-SDI、6G-SDI、12G-SDIといった世代があり、対応解像度が異なります。HD映像なら3G-SDI対応で十分ですが、4K/60fpsの映像を扱う場合は12G-SDI対応のコンバーターが必要です。購入前に映像ソースの出力規格を確認しましょう。

選び方のポイント

1. 変換方向を確認する

自分の用途がSDI→HDMIなのか、HDMI→SDIなのかを明確にしましょう。どちらの方向にも使いたい場合は双方向対応モデルが便利です。接続する機器の入出力端子を事前にチェックしてください。

2. 対応解像度で選ぶ

フルHDまでなら3G-SDI対応の比較的安価なモデルで十分です。4K映像を扱うなら12G-SDI対応が必要になります。将来的な映像環境のアップグレードも見据えて選ぶと、買い替えの手間を減らせます。

3. 給電方式とサイズ

USB給電で動作する小型モデルから、ACアダプタが必要な据え置き型までさまざまです。現場での持ち運びが多い場合はコンパクトなUSB給電モデルが便利です。常設する場合はACアダプタ式の安定した給電が安心です。

まとめ

SDIコンバーターは、プロ映像機器とHDMI機器をつなぐ橋渡し役として欠かせない変換機器です。対応する信号規格(HD-SDI・3G-SDI・12G-SDI)や変換方向を確認して、自分の機材環境に合った製品を選びましょう。映像システムの構築において、信頼性の高いコンバーターは安定運用の基盤になります。