Ryzen/Core i/Apple Siliconとは?主要CPUプラットフォームをわかりやすく解説

Ryzen、Core i、Apple Siliconとは、現在の主要なCPUプラットフォームです。AMD、Intel、Appleそれぞれのアーキテクチャの特徴と違いを解説します。

Ryzen/Core i/Apple Siliconとは

Ryzen(ライゼン)、Core i(コアアイ)、Apple Silicon(アップルシリコン)とは、パソコンの頭脳にあたるCPUの3大プラットフォームです。AMDのRyzenシリーズ、IntelのCoreシリーズ(Core Ultra含む)、AppleのMシリーズが、現在の市場をリードしています。それぞれ設計思想やアーキテクチャが異なり、得意とする分野も異なるため、自分の用途に合ったプラットフォームを選ぶことが、パソコン選びの最も重要なポイントの一つです。

詳しい解説

AMD Ryzenシリーズ

AMD Ryzenは、コストパフォーマンスの高さで人気を集めるCPUプラットフォームです。Ryzen 5(ミドル)、Ryzen 7(ハイミドル)、Ryzen 9(ハイエンド)とグレードが分かれており、マルチコア性能に特に優れています。最新のRyzen 9000シリーズは「Zen 5」アーキテクチャを採用し、動画編集や3Dレンダリングなどマルチスレッド処理で高い性能を発揮します。内蔵GPUを搭載するモデル(Gシリーズ)もあり、軽い用途ならグラフィックスカードなしでも使えます。

Intel Coreシリーズ

IntelのCoreシリーズは、長年にわたりPC向けCPU市場をリードしてきたプラットフォームです。最新世代ではPコア(高性能コア)とEコア(高効率コア)を組み合わせたハイブリッドアーキテクチャを採用し、性能と省電力を両立しています。Core Ultra シリーズにはNPU(AI処理ユニット)も統合されており、AI機能を活用するアプリケーションでの性能向上が期待できます。ビジネス用途やゲームでの信頼性が高い点も特長です。

Apple Siliconシリーズ

Apple SiliconのMシリーズ(M1/M2/M3/M4)は、MacBook、iMac、Mac miniなどに搭載されるApple独自設計のCPUです。ARM アーキテクチャをベースとしており、TDP/PBPが低いにもかかわらず非常に高い性能を発揮するのが最大の特徴です。特にバッテリー持ちは圧倒的で、MacBook Airでも10時間以上の駆動が可能です。CPU、GPU、メモリを1つのチップに統合した「SoC(System on a Chip)」設計により、データ転送のロスが少なく効率的に動作します。

選ぶ基準は「用途」と「エコシステム」

3つのプラットフォームには優劣というより、向き不向きがあります。自作PCやゲーミングPCならRyzenかCore、MacのエコシステムやiPhone連携を重視するならApple Silicon、ビジネスでの互換性を重視するならIntel、というのが基本的な選び方です。ベンチマークのスコアだけでなく、使いたいソフトウェアとの相性も考慮しましょう。

選び方のポイント

1. グレード表記の意味を理解する

Ryzen 5/7/9、Core i5/i7/i9、M3/M3 Pro/M3 Maxといったグレードは、数字が大きいほど高性能です。一般的な用途ならミドルグレード(Ryzen 5、Core i5、M3)で十分、クリエイティブ作業やゲームにはハイグレードを検討しましょう。

2. 世代の新しさにも注目する

同じ「Core i7」でも世代が異なると性能が大幅に違います。例えば最新世代のCore i5が、数世代前のCore i7を上回ることもあります。型番の数字で世代を確認する習慣をつけましょう。

3. 対応する周辺環境も考慮する

Apple SiliconはMacでしか使えず、WindowsのソフトウェアやPCゲームとの互換性に制約があります。Chromebook向けCPUとも別カテゴリです。自分が使うソフトウェアやゲームが対応しているか事前に確認しておくことが大切です。