ロボット芝刈り機とは
ロボット芝刈り機とは、ロボット掃除機の屋外版ともいえるデバイスで、庭の芝生エリアを自律的に走行しながら芝を一定の高さに刈り揃えてくれる自動芝刈り機のことです。境界ワイヤーやGPS・RTKで刈り取りエリアを認識し、スケジュール設定によって定期的に芝生を手入れします。スマートフォンアプリからの操作やスマートホームとの連携にも対応しており、庭のメンテナンスにかかる時間と労力を大幅に削減してくれます。
詳しい解説
ナビゲーション方式
ロボット芝刈り機のナビゲーション方式は主に2つあります。「境界ワイヤー方式」は、芝生エリアの外周に電線を埋設してロボットの走行範囲を設定するタイプです。設置に手間がかかりますが、精度が高く安定した動作が特徴です。「ワイヤーフリー方式」はGPS・RTK測位やカメラ、超音波センサーを使って仮想的な境界を設定するタイプで、配線工事が不要で導入が容易です。最新モデルではAIによる障害物回避も搭載されています。
刈り方とマルチング効果
ロボット芝刈り機は毎回少しずつ芝を刈る「マルチング方式」を採用しています。刈り取った芝の破片は非常に細かいため、回収せずにそのまま地面に還すことで天然の肥料となり、芝生の栄養となります。これにより、集草の手間が省けるだけでなく、施肥の頻度も減らせます。ランダム走行または系統的走行パターンで少しずつ刈ることで、刈りムラのない美しい仕上がりを実現します。
安全機能と盗難防止
回転刃を使う製品であるため、安全機能は非常に重要です。持ち上げセンサーにより、ロボットが地面から持ち上げられると刃が即座に停止します。また、障害物検知センサーで花壇やペットとの接触を回避します。盗難防止機能としては、PINコード認証やGPS追跡、持ち去り時のアラーム通知機能を搭載したモデルもあります。
選び方のポイント
1. 対応面積と傾斜角度
庭の広さに合った対応面積のモデルを選びましょう。一般的に300〜5,000平方メートルまで幅広いラインアップがあります。また、庭に傾斜がある場合は対応可能な最大傾斜角度を確認してください。一般的なモデルは25〜35%の傾斜まで対応しています。
2. 刈り高さの調整範囲
芝生の種類によって理想的な刈り高さは異なります。日本芝なら15〜25mm、西洋芝なら30〜50mmが一般的な目安です。刈り高さの調整範囲と段階が自分の芝生に合っているかを確認しましょう。
3. 静音性と運転スケジュール
ロボット芝刈り機のメリットの一つは、ガソリン式芝刈り機と比べて動作音が静かなことです。とはいえモデルによって騒音レベルは異なるため、住宅密集地では静音性に優れたモデルを選ぶのがおすすめです。スケジュール設定で平日の日中に運転させれば、近隣への配慮もできます。
まとめ
ロボット芝刈り機選びでは、自分の使い方を明確にすることが第一歩です。製品を選ぶ際は、対応面積と傾斜角度を最優先に考え、刈り高さの調整範囲も忘れずにチェックしましょう。じっくり比較して、納得のいく一台を選んでください。