Qi充電とは
Qi(チー)充電とは、WPC(Wireless Power Consortium)が策定したワイヤレス充電の国際標準規格です。対応するスマートフォンやイヤホンを充電パッドの上に置くだけで、ケーブルを接続せずに充電できます。iPhone、Galaxy、Pixelなど主要スマートフォンのほとんどが対応しており、ワイヤレス充電器の事実上の標準規格となっています。
詳しい解説
Qi充電の仕組み
Qi充電は「電磁誘導方式」を基本原理としています。充電パッド側のコイルに交流電流を流すと磁界が発生し、スマートフォン側のコイルがその磁界を受けて電流を生み出します。この仕組みでケーブルなしの電力伝送を実現しています。充電パッドとデバイスの間で通信も行われ、充電状態の管理や異物検知(金属片による発熱防止)などの安全機能が働きます。
QiとQi2の違い
2023年にQiの後継規格「Qi2」が発表されました。
| 項目 | Qi (第1世代) | Qi2 |
|---|---|---|
| 最大出力 | 15W | 15W(将来拡張予定) |
| 位置合わせ | 手動 | マグネット(MPC)対応 |
| 充電効率 | やや低い | 向上(位置ズレ低減) |
| 対応デバイス | 幅広い | 2024年以降の新機種 |
Qi2の最大の特徴は、Magnetic Power Profile(MPC)と呼ばれるマグネットによる位置合わせ機能です。AppleのMagSafe技術をベースにしており、充電パッドとスマホが磁力でぴたりと吸着するため、位置ズレによる充電効率の低下を防げます。
Qi充電の速度
Qi充電の速度はデバイスと充電器の組み合わせで決まります。標準的なQi充電は5Wですが、急速ワイヤレス充電対応の組み合わせなら7.5W(iPhone)や15W(Galaxy、Pixel)で充電可能です。有線充電と比べると速度は劣りますが、ケーブルの抜き差しが不要という利便性は大きな魅力です。
選び方のポイント
1. 充電出力(ワット数)を確認する
自分のスマートフォンの対応ワット数に合った充電器を選びましょう。iPhoneはMagSafe使用時に最大15W、Qi充電器では最大7.5Wです。Android端末は機種によって10〜15Wに対応しています。対応ワット数以上の充電器を使っても、デバイス側の上限で充電されます。
2. 形状(パッド型・スタンド型・3in1型)を選ぶ
パッド型は薄くて省スペース、スタンド型は充電中も画面が見やすいのがメリットです。スマホ・イヤホン・スマートウォッチを同時に充電できる3in1タイプも人気があります。デスク上での使い方をイメージして選ぶとよいでしょう。
3. Qi2対応を検討する
今後購入するなら、Qi2対応の充電器を選んでおくと将来性があります。Qi2はQi(第1世代)との後方互換性があるため、現在のQi対応スマホでも使えます。マグネット吸着による快適さは、一度体験すると手放せません。
まとめ
ケーブルを挿す手間がなくなるQi充電は、日々のちょっとしたストレスを解消してくれます。対応する充電規格と出力ワット数を確認し、お使いのスマホに最適な製品を選びましょう。デスクやベッドサイドに置くだけで、充電がぐっと快適になります。