ペンタブレットとは?板タブと液タブの違い・イラスト初心者向けの選び方を解説

ペンタブレットとは、専用ペンで画面上に描画や操作ができる入力デバイスです。仕組みと選び方を解説します。

ペンタブレットとは

ペンタブレットとは、専用のスタイラスペンを使って手書きの描画やカーソル操作ができる入力デバイスです。イラスト制作、写真のレタッチ、PDFへの手書き注釈など、ペンならではの直感的な操作を実現します。ディスプレイが付いていない「板タブ(ペンタブレット)」と、画面に直接描ける「液タブ(液晶ペンタブレット)」の2種類があり、用途や予算に応じて選べます。

詳しい解説

板タブと液タブの違い

板タブ(板型ペンタブレット)は描画面に液晶がなく、PCのモニターを見ながらペンを動かします。手元と画面が別の位置にあるため最初は慣れが必要ですが、姿勢が楽で長時間の作業でも疲れにくいのが利点です。価格も比較的手頃で、エントリーモデルは数千円から入手できます。液タブ(液晶ペンタブレット)は画面に直接描けるため紙に描く感覚に近く、直感的な操作が可能です。ただし、価格は数万円〜十数万円とやや高めです。

筆圧検知と傾き検知

ペンタブレットの重要なスペックが筆圧検知レベルです。現在の主流は8,192段階で、ペンの押し付け具合に応じて線の太さや濃さを細かく変化させられます。最新のハイエンドモデルでは16,384段階に対応するものもあります。傾き検知機能を搭載したモデルなら、ペンを傾けることで鉛筆やブラシの陰影表現がより自然になります。イラスト制作には筆圧8,192段階・傾き検知対応のモデルが理想的です。

対応ソフトウェアとドライバー

ペンタブレットはCLIP STUDIO PAINT、Adobe Photoshop、Illustrator、Procreate(iPad版)など主要なイラスト・デザインソフトに対応しています。メーカー提供のドライバーをインストールすることで、筆圧感度やペンボタンの割り当てを細かくカスタマイズできます。Wacomの製品はドライバーの安定性と互換性で業界標準とされていますが、XP-PenやHuionなどのブランドもコストパフォーマンスの高い製品を展開しています。

選び方のポイント

1. 板タブか液タブかを決める

初めてのペンタブレットなら、まずは板タブから始めるのがおすすめです。低コストで始められ、合わなかった場合のリスクも小さくて済みます。紙に描く感覚でないと描けない方や、本格的にイラスト制作を行いたい方は液タブを検討しましょう。

2. 描画エリアのサイズ

板タブのサイズはS・M・Lが一般的です。小さすぎると手の動きが窮屈になりますが、大きすぎると腕の移動距離が増えて疲れやすくなります。PCモニターのサイズに合わせてMサイズを選ぶのがバランスが良いでしょう。液タブは13〜16インチが作業スペースと視認性のバランスが良い範囲です。

3. 左手デバイスとの組み合わせ

ペンタブレットでの作業効率を大幅に上げるのが左手デバイスです。ショートカットキーの操作(元に戻す、ブラシサイズ変更、レイヤー切り替えなど)を左手デバイスに割り当てれば、右手はペン操作に集中できます。デスク環境の快適化とあわせて検討してみてください。

まとめ

イラストや写真編集の精密な操作に欠かせないペンタブレットは、クリエイティブな作業をデジタルで行うための基本ツールです。筆圧感知のレベル数や描画エリアのサイズを比較し、自分の作業スタイルと予算に合ったモデルを選んでみてください。