OBD2アダプターとは
OBD2アダプターとは、車に標準装備されているOBD2(On-Board Diagnostics 2)ポートに接続し、エンジン回転数、速度、水温、燃費などの車両データをBluetoothやWi-FiでスマートフォンやPCに送信して確認できるアダプターのことです。故障コード(DTC)の読み取りや消去も可能で、整備工場に行かなくても車の状態をセルフチェックできる便利なツールです。
詳しい解説
OBD2規格とは
OBD2は1996年以降に米国で販売される車に義務化された車載診断システムの規格で、日本では2010年以降の国産車に搭載が義務化されています。運転席の足元付近にある台形の16ピンコネクタがOBD2ポートです。このポートからは排出ガス関連のセンサー情報や故障コードなど、さまざまな車両データを取得できます。
接続方式の種類
OBD2アダプターの通信方式は主にBluetooth、Wi-Fi、USBの3種類です。Bluetooth接続は手軽で、Androidスマートフォンとの相性が良いです(従来型Bluetoothの場合、iOSでは使えない製品もあります)。Wi-Fi接続はiOS/Android両方に対応するモデルが多く汎用性が高いです。USB接続はPC専用で、専門的な診断ソフトと組み合わせて使います。
対応アプリと活用法
OBD2アダプターと組み合わせて使うスマートフォンアプリには、Torque Pro(Android)、Car Scanner(iOS/Android)、OBD Fusion(iOS/Android)などがあります。リアルタイムでエンジンの状態をメーター表示したり、燃費をグラフで記録したり、チェックランプが点灯した際に故障コードを確認して原因を推定したりできます。HUDディスプレイアプリと組み合わせれば、フロントガラスに速度を投影することも可能です。
選び方のポイント
1. 通信方式とスマートフォンの互換性
iPhoneで使いたい場合はWi-Fi接続またはBLE(Bluetooth Low Energy)対応のアダプターを選びましょう。Androidなら従来のBluetooth接続でも問題ありません。購入前に対応OSと対応アプリを確認してください。
2. 対応プロトコルの確認
OBD2にはCAN、ISO 9141-2、KWP2000などの通信プロトコルがあり、車種によって異なります。ほとんどのアダプターは主要プロトコルに対応していますが、古い車や輸入車では非対応の場合もあるため、お使いの車のプロトコルを事前に確認しましょう。
3. ELMチップのバージョン
多くのOBD2アダプターはELM327互換チップを搭載しています。v1.5とv2.1がありますが、v1.5のほうが対応プロトコルが広い場合が多いです。安価な互換品には機能が制限されているものもあるため、信頼性の高いメーカーの製品を選ぶと安心です。
まとめ
OBD2アダプターは日常をより便利にしてくれるアイテムとして、多くの方に選ばれています。製品を比較する際は、通信方式とスマートフォンの互換性と対応プロトコルの確認のバランスを重視すると良い結果につながります。ご自身のニーズに合った一台を、ぜひ見つけてください。