NFCタグとは
NFCタグとは、NFC(Near Field Communication:近距離無線通信)に対応した小型のICチップを内蔵したタグのことです。スマートフォンをかざすだけで、URL表示、Wi-Fi接続、アプリ起動、スマートホーム操作などを自動で実行できます。電池不要で半永久的に使えるのが特徴で、シールタイプやカードタイプなどさまざまな形状があります。Bluetoothのペアリングよりも簡単に接続できる手軽さが魅力です。
詳しい解説
NFCの仕組み
NFCはRFIDリーダーと同じ近距離無線通信技術の一種で、通信距離は約10cm以内と非常に短いのが特徴です。NFCタグ自体はバッテリーを持たず、リーダー側(スマートフォン)が発する電波のエネルギーを受けて動作します。このため、タグは非常に薄く小さく作ることができ、シールとしてどこにでも貼り付けられます。通信距離が短いことはセキュリティ面でもメリットがあり、意図しない読み取りを防げます。
NFCタグの活用例
身近な活用例としては、玄関にNFCタグを貼って帰宅時にスマートフォンをかざすだけで照明やエアコンをオンにする、デスクに貼って仕事用のWi-Fiに自動接続する、車のダッシュボードに貼ってナビアプリを自動起動するといった使い方があります。スマートホームとの組み合わせは特に便利で、ワンタッチで複数のデバイスを一括操作するトリガーとして活用できます。
NFCタグの種類と規格
NFCタグにはNTAG213、NTAG215、NTAG216などの種類があり、それぞれ記録できるデータ容量が異なります。NTAG213は最も一般的で144バイトの容量を持ち、URL記録やスマートホーム操作には十分です。NTAG215は504バイトで、amiiboと同じ規格として知られています。NTAG216は888バイトでより多くのデータを記録できます。一般的な用途ならNTAG213で十分に対応できます。
選び方のポイント
1. 用途に合った容量(チップの種類)
URLの記録やスマートホーム操作ならNTAG213、より多くのデータを書き込みたいならNTAG216を選びましょう。迷ったらNTAG215がバランスのよい選択です。
2. 形状と素材
シールタイプ、カードタイプ、キーホルダータイプなど、設置場所や用途に合った形状を選びましょう。屋外で使う場合は防水タイプがおすすめです。
3. 対応スマートフォンの確認
iPhoneはiPhone 7以降、Androidは多くの機種がNFCに対応していますが、機種によってはNFCタグへの書き込みに対応していない場合があります。事前に確認しておきましょう。
まとめ
NFCタグ選びで後悔しないためには、基本的な知識を持っておくことが大切です。まずは用途に合った容量(チップの種類)を確認し、次に形状と素材をチェックすると失敗が少なくなります。じっくり比較して、長く愛用できる製品を選んでください。