ネットワークスイッチとは
ネットワークスイッチ(スイッチングハブ)とは、複数の有線LAN対応機器を接続して、データを適切な宛先にだけ転送するネットワーク機器です。Wi-FiルーターのLANポートが足りないときに、スイッチを追加してポート数を増やすのが最も一般的な使い方です。見た目はネットワークハブに似ていますが、スイッチはデータの宛先を判断して効率的に通信する点が大きく異なります。
詳しい解説
ネットワークスイッチの仕組み
スイッチは接続された各機器の「MACアドレス」を学習し、データを送信先の機器が接続されているポートにだけ転送します。これにより、無駄な通信が減り、ネットワーク全体のパフォーマンスが向上します。古いネットワークハブはすべてのポートにデータを送っていましたが、現在はほぼすべてスイッチに置き換わっています。
スイッチの種類
| 種類 | 特徴 | 価格帯 | 向いている環境 |
|---|---|---|---|
| アンマネージドスイッチ | 設定不要、差すだけ | 1,000〜5,000円 | 家庭、小規模オフィス |
| マネージドスイッチ | VLAN、QoSなど細かい設定可 | 1万〜数十万円 | 中〜大規模オフィス |
| スマートスイッチ | 一部の管理機能あり | 5,000〜2万円 | SOHO、中小企業 |
| PoEスイッチ | LANケーブルで電力供給 | 5,000〜数万円 | ネットワークカメラ、AP |
家庭やSOHOではアンマネージドスイッチで十分です。LANケーブルをつなぐだけで動作するため、特別な知識は必要ありません。
ポート数と通信速度
家庭向けのスイッチは5ポートまたは8ポートが一般的です。通信速度はギガビット(1Gbps)が主流で、最近は2.5Gbps対応のモデルも登場しています。ポート数は「現在の接続台数 + 2〜3ポート」の余裕を持って選ぶのがおすすめです。
選び方のポイント
1. 必要なポート数を確認する
パソコン、NAS、ゲーム機、テレビなど、有線LANで接続したい機器の台数を数えましょう。5ポートスイッチなら、ルーターからの1本を含めて実質4台の機器を接続できます。
2. ギガビット以上の速度に対応したモデルを選ぶ
100Mbpsのスイッチは価格差もわずかなので、特別な理由がなければギガビット(1Gbps)対応を選びましょう。NASや大容量ファイルを扱う環境では、2.5Gbps対応モデルも検討する価値があります。
3. 設置場所に合ったサイズと静音性を確認する
ファンレス(無音)のコンパクトなモデルなら、リビングや寝室にも気にせず置けます。金属筐体のモデルは放熱性に優れ、安定動作しやすいです。LANケーブルの取り回しも考慮して設置場所を決めましょう。
まとめ
ネットワークスイッチは、有線LANの中核を担い、安定した高速通信を実現する重要な機器です。ポート数や速度規格、マネージド機能の有無など、環境に応じた選択がネットワーク品質を左右します。接続する機器の台数と将来の拡張性も考慮して、適切なスイッチを選んでください。