ネットワークハブとは?LANの接続口を増やすシンプルな機器をわかりやすく解説

ネットワークハブとは、複数のLAN機器を物理的に接続してネットワークを構成するための基本的な機器です。仕組みと選び方を解説します。

ネットワークハブとは

ネットワークハブとは、複数の有線LAN機器を接続してネットワークを構成するための機器です。かつてはLANポートを増やすための基本的な装置として使われていましたが、現在では「ハブ」と呼ばれている製品のほとんどが実際にはネットワークスイッチ(スイッチングハブ)です。名前こそ「ハブ」が残っていますが、データを宛先に応じて効率的に転送するスイッチング機能を備えた製品が主流です。

詳しい解説

リピーターハブとスイッチングハブの違い

厳密な意味での「ハブ」はリピーターハブを指し、受信したデータをすべてのポートにそのまま転送する単純な装置です。一方、スイッチングハブ(スイッチ)はデータの宛先を判別し、必要なポートにだけ転送します。

項目リピーターハブスイッチングハブ
データ転送方式全ポートに転送宛先ポートのみ
帯域の利用効率低い高い
通信の衝突発生する発生しない
現在の入手性ほぼ販売終了主流

現在リピーターハブを新規購入することはほぼなく、店頭で「ハブ」として売られているのはスイッチングハブです。

ハブの利用シーン

Wi-FiルーターのLANポートは通常3〜4口ですが、パソコン、NAS、ゲーム機、テレビなど有線接続したい機器が増えるとポートが足りなくなります。そんなときにスイッチングハブをルーターに接続すれば、LANポートを5口・8口と増設できます。LANケーブルを差すだけですぐに使えるため、導入はとても簡単です。

ハブとルーターの違い

ハブ(スイッチ)はあくまでLANのポートを増やす装置であり、ルーターのようにIPアドレスを割り当てたり、インターネットとの接続を管理する機能はありません。ネットワーク構成の基本は「インターネット → ルーター → スイッチ → 各機器」という接続順になります。

選び方のポイント

1. 必要なポート数に余裕をもたせる

現在の接続台数に加えて2〜3ポートの余裕を持たせておくと、将来機器が増えても対応できます。5ポートか8ポートが家庭向けの定番サイズです。

2. ギガビット対応を選ぶ

100Mbps対応のハブは価格差がわずかなので、必ずギガビット(1Gbps)対応を選びましょう。NASやゲーム機との通信で大きな速度差が出ます。

3. 金属筐体・ファンレスモデルが安心

プラスチック筐体よりも金属筐体のほうが放熱性に優れ、安定動作しやすいです。ファンレス設計のモデルなら無音で動作するため、リビングや寝室への設置にも適しています。

まとめ

ネットワークハブは、複数の機器を有線LANに接続するための基本的なネットワーク機器です。現在ではスイッチングハブが主流となっており、古いリピーターハブとの違いを理解しておくことが大切です。接続台数と設置環境に合わせて、適切なポート数と速度のハブを選んでください。