メカニカルキーボードとは
メカニカルキーボード(Mechanical Keyboard)とは、各キーの下に独立した機械式スイッチ(メカニカルスイッチ)を搭載したキーボードです。一般的なメンブレン方式のキーボードとは異なり、キーごとに確かな打鍵感とフィードバックが得られるのが特徴です。耐久性にも優れ、5,000万回以上の打鍵に耐えるスイッチが一般的で、長く使い続けられる点も魅力です。
詳しい解説
メカニカルスイッチの3つのタイプ
メカニカルスイッチは打鍵感の違いから大きく3タイプに分かれます。
| タイプ | 特徴 | 代表的なスイッチ | 向いている用途 |
|---|---|---|---|
| リニア | 引っかかりなくスムーズに押せる | Cherry MX Red、Gateron Red | ゲーム、高速入力 |
| タクタイル | 途中で「コクッ」とした抵抗感 | Cherry MX Brown、Gateron Brown | タイピング全般、バランス型 |
| クリッキー | カチカチと音が鳴る | Cherry MX Blue、Kailh Box White | 打鍵感重視、音を楽しむ |
初めての方には、万能なタクタイルタイプがおすすめです。ゲームメインならリニア、打鍵音を楽しみたいならクリッキーを選ぶとよいでしょう。
主なスイッチメーカー
- Cherry(ドイツ): メカニカルスイッチの元祖。MXスイッチは業界標準として広く普及
- Gateron(中国): Cherry互換でコスパに優れる。滑らかな打鍵感で人気上昇中
- Kailh(中国): BOXスイッチが有名。防塵・防水性に優れた構造
- その他: Razer、SteelSeriesなどゲーミングブランドは自社開発スイッチを採用
メンブレン方式との違い
メンブレンキーボードはゴムドーム(ラバードーム)の反発力でキーを戻す仕組みで、低コストに作れる反面、打鍵感が「ぐにゃっ」としやすく、経年劣化でゴムがへたる弱点があります。メカニカルキーボードはスイッチが独立しているため、特定のキーが壊れても交換可能(ホットスワップ対応モデル)で、カスタマイズ性も高い点が魅力です。
キーキャップのカスタマイズ
メカニカルキーボードの楽しみのひとつが、キーキャップ(キートップ)の交換です。素材(ABS、PBT)、プロファイル(高さや形状)、デザインなど豊富な選択肢があり、自分好みの外観と打鍵感に仕上げられます。
選び方のポイント
1. スイッチのタイプを体験してから選ぶ
打鍵感は好みが大きく分かれるため、可能であれば家電量販店やPCショップで実際に試し打ちするのがベストです。スイッチテスター(複数のスイッチを試せるサンプルキット)を購入して自宅で比較する方法もあります。
2. キーレイアウトとサイズを確認
フルサイズ(テンキー付き)、テンキーレス(TKL)、65%、60%などサイズの選択肢が豊富です。キーストロークの深さと合わせて、デスクのスペースや使い方に合ったサイズを選びましょう。
3. 有線か無線かを決める
最近はBluetooth接続や2.4GHz無線接続に対応したメカニカルキーボードも増えています。遅延が気になるゲーム用途では有線または2.4GHz無線がおすすめです。