LHDCとは?高音質Bluetoothコーデックの特徴をわかりやすく解説

LHDC(Low Latency Hi-Definition Codec)とは、Savitech社が開発した最大900kbps対応の高音質Bluetoothコーデックです。特徴やLDACとの違い、選び方を解説します。

LHDCとは

LHDC(Low Latency Hi-Definition Codec / エルエイチディーシー)とは、台湾のSavitech社が開発したBluetooth用の高音質オーディオコーデックです。最大900kbpsのビットレートで96kHz/24bitのハイレゾ相当の音声を伝送でき、「ハイレゾワイヤレス」認証にも対応しています。ソニーのLDACやQualcommのaptX Adaptiveに並ぶ高音質Bluetoothコーデックとして、特に中国メーカーの製品を中心に採用が広がっています。

詳しい解説

LHDCの技術的特徴

LHDCは最大900kbpsのビットレートで音声を伝送します。参考として、標準的なSBCコーデックが約328kbps、aptXが384kbps、LDACが最大990kbpsです。LHDCはLDACに次ぐ高いビットレートを持ち、96kHz/24bitの音源をワイヤレスで高品質に楽しめます。コーデック名に「Low Latency」と含まれている通り、低遅延にも配慮した設計になっています。

LHDCのバージョン

LHDCにはいくつかのバージョンがあります。初代のLHDC V1に続き、V2では音質とレイテンシが改善されました。LHDC V3ではさらに高音質化が進み、LHDC V5ではLL(Low Latency)モードが強化されています。また、「LLAC」と呼ばれる超低遅延版も存在し、ゲーミングなど遅延が気になる用途に対応します。Android 13以降ではLHDCが標準サポートされ、対応が広がっています。

LDACとの比較

LHDCとLDACはどちらもハイレゾワイヤレス伝送を実現するコーデックですが、いくつかの違いがあります。LDACはソニーが開発し、最大990kbpsの伝送に対応する業界標準的な存在です。LHDCは最大900kbpsでやや低いものの、低遅延性能に優れる傾向があります。LDACは幅広いメーカーの製品に採用されていますが、LHDCはHuawei、Xiaomi、Oppoなど中国系メーカーの製品での採用が目立ちます。両方に対応したイヤホンも増えてきています。

選び方のポイント

1. お使いのスマートフォンの対応状況を確認する

LHDCはAndroid 13以降で標準サポートされていますが、メーカーの実装状況により対応・非対応が分かれます。HuaweiやXiaomiの端末では積極的に対応が進んでいます。

2. イヤホン側の対応コーデックをチェックする

LHDC対応イヤホンは中国メーカー製に多く、日本で入手しやすいモデルも増えています。LDACとLHDCの両方に対応した製品を選べば、どちらのコーデックでも高音質を楽しめます。

3. 低遅延を重視するかで判断する

ゲームや動画視聴で遅延が気になる方には、LHDC V5のLLモード対応製品が適しています。音質重視ならLDACとの使い分けも検討しましょう。