HDDとは?大容量データ保存に適した記録装置をわかりやすく解説

HDDとは、磁気ディスクを回転させてデータを読み書きする大容量記録装置です。仕組みと選び方を解説します。

HDDとは

HDD(Hard Disk Drive / ハードディスクドライブ)とは、高速回転する磁気ディスク(プラッタ)にデータを記録するストレージ装置です。パソコンや録画機器、サーバーなど幅広い機器で使われてきました。SSDと比べると速度は劣りますが、大容量のデータを低コストで保存できる点が大きなメリットです。現在でもデータバックアップ用や大容量保存用として根強い需要があります。

詳しい解説

HDDの仕組み

HDDの内部には、高速で回転するガラスや金属製のディスク(プラッタ)と、データの読み書きを行う磁気ヘッドが搭載されています。プラッタの回転速度は一般的に5,400rpmまたは7,200rpmで、回転数が高いほどデータの読み書きが速くなります。レコードプレーヤーに似た仕組みですが、ヘッドはディスクに触れず、わずかな隙間を保って動作します。

HDDとSSDの違い

項目HDDSSD
速度100〜200MB/s500〜7,000MB/s
容量あたりの価格安い高い
耐衝撃性弱い(可動部品あり)強い
動作音ありほぼ無音
寿命3〜5年程度5〜10年程度

OSやアプリの起動用にはSSD、大量の動画や写真の保管にはHDDという使い分けが一般的です。予算に余裕があればNVMe SSDを検討するのもよいでしょう。

HDDのサイズ規格

HDDには主に3.5インチと2.5インチの2種類があります。3.5インチはデスクトップパソコンやNAS向けで、大容量(最大20TB超)かつ安価です。2.5インチはノートパソコンや外付けHDDに使われ、コンパクトで持ち運びに適しています。

選び方のポイント

1. 容量は保存するデータ量に合わせる

写真や文書が中心なら1〜2TBで十分ですが、動画を大量に保存するなら4TB以上がおすすめです。ストレージ容量は多めに確保しておくと、将来の容量不足を防げます。

2. 回転数と用途をマッチさせる

頻繁にアクセスするデータには7,200rpmの高速モデル、バックアップや長期保存には5,400rpmの静音・低発熱モデルが適しています。NAS専用モデルは24時間連続稼働に最適化されています。

3. 信頼性を重視したメーカー選び

ウエスタンデジタル(WD)、シーゲイト、東芝が3大メーカーです。用途に特化したシリーズ(WDのRed=NAS向け、Blue=一般向けなど)が用意されているため、目的に合ったシリーズを選びましょう。

まとめ

HDDは大容量データの保存において、コストパフォーマンスに優れたストレージです。SSDと比べると速度では劣りますが、容量あたりの価格の安さは依然として大きなメリットです。用途や保存するデータ量に応じて、回転数やインターフェースを比較しながら最適な製品を選んでください。