GPU(グラフィックス)とは
GPU(Graphics Processing Unit)とは、映像の描画やグラフィック処理に特化した演算装置です。ゲームの3D映像のレンダリング、動画編集のエフェクト処理、4K映像の再生など、映像に関わる重い処理を高速にこなします。近年ではAI(機械学習)の演算にもGPUが活用されており、ゲーマーやクリエイターだけでなく幅広い分野で重要性が増しています。
詳しい解説
GPUとCPUの違い
| 項目 | CPU | GPU |
|---|---|---|
| 得意な処理 | 複雑な処理を順番に高速実行 | 単純な処理を大量に並列実行 |
| コア数 | 4〜24コア程度 | 数千〜数万コア |
| 使いどころ | OS、アプリ、一般的な計算 | 3Dグラフィックス、動画処理、AI |
CPUが「1人の天才」ならGPUは「大人数の作業チーム」。映像の1ピクセルごとの計算を数千のコアで同時に処理するのがGPUの強みです。
PC向けGPUの種類
- 内蔵GPU(iGPU): CPUに統合されたグラフィック機能。Intel UHD/Iris Xe、AMD Radeon統合グラフィックスなど。軽い作業や動画視聴には十分
- 外付けGPU(dGPU / グラフィックボード): 独立したグラフィックカード。ゲームや映像編集には必須
主要なGPUシリーズ
| メーカー | シリーズ | 特徴 |
|---|---|---|
| NVIDIA | GeForce RTX 40シリーズ | ゲーミングの王道。レイトレーシング・DLSS対応 |
| AMD | Radeon RX 7000シリーズ | コスパに優れる。FSR(超解像技術)対応 |
| Intel | Arc Aシリーズ | 新興参入。価格が手頃 |
| Apple | M3/M4統合GPU | Mac専用。省電力で高いグラフィック性能 |
VRAM(ビデオメモリ)の重要性
GPUにはVRAM(ビデオメモリ / グラフィックスメモリ)が搭載されています。解像度の高い映像や大きなテクスチャを処理するほどVRAMを消費します。
- 4GB: フルHDの軽いゲームに対応
- 8GB: フルHD〜WQHDのゲームに対応
- 12GB以上: 4Kゲームや動画編集に対応
ゲームにおけるGPUの役割
ゲームの映像品質は主にGPUの性能で決まります。リフレッシュレートの高いモニターの性能を引き出すためには、それに見合うフレームレートを出せるGPUが必要です。4K/120fpsなどの高負荷設定ではハイエンドGPUが求められます。
選び方のポイント
1. 用途に合った性能を選ぶ
Web閲覧やOfficeだけなら内蔵GPUで十分です。ゲームをするならGPUの性能が最も重要な選択基準になります。動画編集やAI利用にはミドルレンジ以上の外付けGPUがおすすめです。
2. モニターの解像度に合わせる
フルHDゲームならミドルクラス、4Kゲームならハイエンドが目安です。解像度が高いほど求められるGPU性能も上がるため、モニターとGPUのバランスを考えましょう。
3. VRAMは8GB以上を推奨
2024年以降のゲームではVRAM使用量が増加傾向にあります。長く使うなら8GB以上、4K環境なら12GB以上のモデルを選んでおくと安心です。