FreeSync/G-SYNCとは?VRR技術の違いをわかりやすく解説

FreeSync(フリーシンク)とG-SYNC(ジーシンク)とは、AMD・NVIDIAそれぞれが展開する可変リフレッシュレート技術です。違いや互換性、選び方を解説します。

FreeSync/G-SYNCとは

FreeSync(フリーシンク)とG-SYNC(ジーシンク)は、ゲーム中の画面のちぎれ(ティアリング)やカクつき(スタッタリング)を防ぐためのVRR(可変リフレッシュレート)技術です。FreeSyncはAMDが、G-SYNCはNVIDIAが展開しています。どちらもGPUの描画タイミングにディスプレイのリフレッシュレートを同期させるという基本的な目的は同じですが、技術的な実装やコスト構造に違いがあります。

詳しい解説

G-SYNCの特徴

G-SYNCはNVIDIAが開発した独自技術で、「G-SYNC Ultimate」「G-SYNC」「G-SYNC Compatible」の3つのグレードがあります。本来のG-SYNCとG-SYNC Ultimateは、モニターにNVIDIA専用のハードウェアモジュールを搭載する方式で、VRR範囲が1Hzから対応し、低フレームレート時の補償機能など高度な制御が可能です。ただし、専用モジュールの分だけモニターの価格が上がる傾向にあります。G-SYNC CompatibleはNVIDIAがテスト・認証したFreeSync対応モニターで、専用モジュールは不要です。

FreeSyncの特徴

FreeSyncはAMDが推進する技術で、業界標準のAdaptive-Sync規格をベースにしています。専用ハードウェアが不要でロイヤリティフリーのため、モニターメーカーが低コストで実装できるのが大きな利点です。「FreeSync」「FreeSync Premium」「FreeSync Premium Pro」の3グレードがあり、上位グレードでは低フレームレート補償(LFC)やHDR対応が加わります。対応モニターの数がG-SYNCよりも多く、選択肢が豊富です。

互換性の現状

以前はFreeSyncモニターにはAMDのGPU、G-SYNCモニターにはNVIDIAのGPUという組み合わせが必須でしたが、現在は状況が変わっています。NVIDIAがG-SYNC Compatible認証を始めたことで、多くのFreeSyncモニターがNVIDIAのGPUでもVRRを利用できるようになりました。一方、本来のG-SYNC(専用モジュール搭載)モニターはNVIDIAのGPU専用です。AMD GPUユーザーならFreeSync対応モニター、NVIDIA GPUユーザーならG-SYNC CompatibleまたはG-SYNC対応モニターを選ぶのが基本です。

選び方のポイント

1. お使いのGPUメーカーに合わせる

AMDのRadeonシリーズなら FreeSync対応モニター、NVIDIAのGeForceシリーズならG-SYNC対応またはG-SYNC Compatible認証のモニターを選びましょう。

2. コストパフォーマンスで選ぶなら FreeSync

FreeSync対応モニターは選択肢が多く、価格も手頃なモデルが揃っています。NVIDIAユーザーでもG-SYNC Compatible対応のFreeSyncモニターを選べば、コストを抑えつつVRRの恩恵を受けられます。

3. VRR対応範囲と応答速度も一緒にチェック

FreeSync/G-SYNCの対応リフレッシュレート範囲がお使いのゲームの一般的なフレームレートをカバーしているかを確認しましょう。応答速度も映像の滑らかさに影響するため、総合的に判断することが大切です。