フィールドレコーダーとは
フィールドレコーダーとは、屋外や録音スタジオ以外の現場で高品質な音声収録を行うためのポータブル録音機器です。映像制作の同期録音、ポッドキャスト収録、音楽のライブレコーディング、環境音の採取など、プロフェッショナルな用途で広く使われています。コンデンサーマイクへの48Vファンタム電源供給や、XLR/TRS入力端子を備えており、オーディオインターフェースとしても使えるモデルが増えています。
詳しい解説
フィールドレコーダーの仕組みと特徴
フィールドレコーダーは高品質なマイクプリアンプとA/Dコンバーターを内蔵し、32bitフロート録音に対応する最新モデルも登場しています。32bitフロートとは、録音時にゲイン調整を間違えても後から音量を調整できる技術で、突発的に大きな音が発生する現場でも音割れの心配がありません。記録メディアにはmicroSDカードを使用するのが一般的です。
チャンネル数と入力端子
| タイプ | 入力数 | 主な用途 |
|---|---|---|
| 2チャンネル | 内蔵マイク+外部2系統 | ポッドキャスト、環境音収録 |
| 4チャンネル | 外部4系統 | 映像制作、ライブ録音 |
| 6〜8チャンネル以上 | 外部6〜8系統 | マルチトラック音楽録音、大規模撮影 |
入力端子はXLR/TRSコンボジャックが標準的で、コンデンサーマイクやラインレベルの機器をそのまま接続できます。ファンタム電源(48V)を供給できるため、外部マイクの選択肢が広がります。
ICレコーダーとの違い
ICレコーダーが主に音声の記録を目的としたコンパクトな機器であるのに対し、フィールドレコーダーは音質を最優先に設計されています。外部マイク入力、マルチトラック録音、高ビットレート録音などプロユースの機能が充実しており、映像制作や音楽制作のワークフローに組み込めるのが大きな違いです。
選び方のポイント
1. 入力チャンネル数を用途に合わせる
ポッドキャストや1人での環境音収録なら2チャンネルで十分です。インタビューや対談なら4チャンネル以上が便利で、それぞれのマイクを個別トラックに録音できます。映像制作でカメラマイクとピンマイクを同時録音するなら、4チャンネル以上を選びましょう。
2. 32bitフロート録音への対応
32bitフロート録音に対応したモデルは、録音レベルの失敗がほぼなくなるため、初心者からプロまで大きなメリットがあります。特に屋外での録音では音量が予測しにくいため、32bitフロート対応は非常に心強い機能です。
3. バッテリーと記録メディアの持続性
屋外での長時間収録では、バッテリー駆動時間が重要です。単三電池で動作するモデルは電池交換で即座に継続でき、遠隔地での撮影に適しています。USB-C給電に対応したモデルならモバイルバッテリーからの充電も可能です。
まとめ
フィールドレコーダーの選び方を押さえておけば、満足度の高い買い物ができます。製品を選ぶ際は、入力チャンネル数を最優先に考え、32bitフロート録音への対応も忘れずにチェックしましょう。自分のライフスタイルに合った一台を見つけてみてください。