急速ワイヤレス充電とは?Qi2やMagSafe対応の高速充電を解説

急速ワイヤレス充電とは、ワイヤレス充電の速度を高速化した技術です。仕組みと選び方を解説します。

急速ワイヤレス充電とは

急速ワイヤレス充電とは、ワイヤレス充電の充電速度を高めた技術の総称です。標準的なQiワイヤレス充電が5Wなのに対し、急速ワイヤレス充電では7.5W〜50W以上の出力で充電できます。AppleのMagSafe(最大15W)やSamsungの急速ワイヤレス充電(最大15W)、Qi2規格などが代表的で、対応機種と対応充電器の組み合わせで高速な充電が実現します。

詳しい解説

急速ワイヤレス充電の仕組み

通常のワイヤレス充電と基本原理は同じ電磁誘導方式ですが、急速ワイヤレス充電では電力供給のプロトコルが拡張されています。充電器とスマホの間で通信を行い、対応する最大出力で給電するネゴシエーション機能を備えています。Qi規格の拡張プロファイル(EPP)は最大15Wに対応し、メーカー独自のプロトコルではさらに高出力を実現しています。

主な急速ワイヤレス充電規格

AppleのMagSafeは磁石による正確な位置合わせが特長で、iPhone向けに最大15Wの充電が可能です。SamsungはGalaxy向けに最大15Wの急速ワイヤレス充電を提供しています。XiaomiやOnePlusなど中国メーカーは独自規格で50W以上の高出力モデルも展開しています。そして2023年に策定されたQi2規格は、MagSafeの磁石技術をベースに業界標準として15W以上の急速充電を実現する次世代規格です。

有線の急速充電との速度比較

ワイヤレス充電は電磁誘導による変換ロスがあるため、同じワット数でも有線の急速充電より実効速度はやや劣ります。たとえば有線で20W充電すると30分で50%以上回復するスマホでも、15Wのワイヤレス充電では同じ結果を得るのにもう少し時間がかかります。それでもケーブルの抜き差し不要という利便性は大きく、デスクやベッドサイドでの「ながら充電」には最適です。

選び方のポイント

1. お使いの端末の対応規格を確認

急速ワイヤレス充電は端末と充電器の両方が同じ規格に対応していなければ高速充電できません。iPhone 12以降ならMagSafe対応充電器、Galaxy S シリーズならSamsung純正のワイヤレス充電器が最大速度を引き出せます。

2. 充電器側の出力ワット数と付属アダプター

急速ワイヤレス充電には十分な出力のUSBアダプターが必要です。充電パッドに付属するACアダプターの出力が不足していると、スペック通りの速度が出ません。USB PD対応の20W以上のアダプターが付属しているか、別途用意できるか確認しましょう。

3. 発熱対策の有無

高出力での充電はスマホ本体が発熱しやすくなります。ファン内蔵の冷却機能付き充電パッドなら、温度上昇による充電速度の低下を抑えられます。特に夏場や長時間の充電では冷却機能付きモデルが快適です。

まとめ

ケーブルなしでもスピーディに充電できる急速ワイヤレス充電は、忙しい方にぴったりの技術です。お使いのスマホが対応する規格と最大ワット数を確認して、性能を最大限に活かせる充電器を選びましょう。充電時間の短縮は、日々の時間の使い方にも良い影響を与えてくれます。