急速充電とは?規格の違い・ワット数の見方・充電器の選び方を解説

急速充電とは、スマートフォンなどのバッテリーを短時間で充電する技術です。主な規格やワット数の見方、充電器の選び方を解説します。

急速充電とは

急速充電とは、スマートフォンやタブレットなどのバッテリーを通常よりも短い時間で充電する技術の総称です。従来の5W充電では数時間かかっていたスマホの充電が、急速充電対応の充電器とケーブルを使えば30分で50%以上回復できるモデルも増えています。忙しい毎日で充電時間を短縮できる、実用性の高い機能です。

詳しい解説

急速充電の仕組み

充電速度は**ワット数(W)=電圧(V)×電流(A)**で決まります。通常のUSB充電が5V/1A=5Wなのに対し、急速充電では電圧や電流を引き上げることで充電速度を高めます。

  • 電圧を上げる方式: USB PD(Power Delivery)やQualcomm Quick Chargeが代表例。9V、12V、20Vなどの高電圧を使用
  • 電流を上げる方式: OPPOのSuperVOOCなどが代表例。低電圧で大電流を流す設計

主な急速充電規格

規格 最大出力 特徴
USB PD(Power Delivery) 最大240W USB-IF標準規格。スマホからノートPCまで対応。最も汎用的
Qualcomm Quick Charge 5 最大100W以上 Snapdragon搭載の一部Android端末で採用。USB PDとの互換性あり
Apple独自(USB PD準拠) 最大約30W iPhone 15以降はUSB-C+USB PD対応
OPPO SuperVOOC 最大100W OPPO/OnePlusで採用。低発熱の高速充電
Xiaomi HyperCharge 最大120W以上 Xiaomiの超高速充電。約20分でフル充電のモデルも

USB PDが業界標準

さまざまな急速充電規格がありますが、**USB PD(Power Delivery)**が業界の標準規格として最も普及しています。USB-C端子とセットで使われ、スマホ・タブレット・ノートPCまで1つの充電器で対応できるのが大きなメリットです。

充電速度とバッテリー寿命の関係

急速充電はバッテリーに負荷がかかるのでは?と心配する方もいますが、最新のスマホには充電の速度や温度を制御する保護回路が搭載されています。また、就寝中に充電が満タンのまま放置される「過充電」状態を防ぐ、最適化充電機能を備えた端末も増えています。

選び方のポイント

1. 端末が対応する規格とワット数を確認

急速充電は端末と充電器の両方が同じ規格に対応している必要があります。お使いのスマホがUSB PD対応なら、USB PD対応の充電器を選びましょう。端末が受け入れられる最大ワット数以上の充電器を使っても、端末側で制限されるため安全です。

2. USB PD対応充電器を1つ持っておく

USB PD対応の充電器は、スマホだけでなくタブレットやノートPCにも使える汎用性があります。出力20〜30W程度のコンパクトなモデルが、スマホの急速充電には手頃でおすすめです。

3. モバイルバッテリーも急速充電対応を

外出先で使うモバイルバッテリーも急速充電対応モデルを選ぶと、充電にかかる時間を大幅に短縮できます。USB PD対応のモバイルバッテリーなら、スマホだけでなくタブレットの充電にも使えて便利です。