eGPUとは?外付けGPUボックスの仕組みをわかりやすく解説

eGPU(外付けGPUボックス)とは、デスクトップ用のグラフィックスカードをノートPCに外付けで接続し、グラフィックス性能を大幅に強化する仕組みです。

eGPUとは

eGPU(External GPU、外付けGPU)とは、デスクトップPC用のグラフィックスカードを外付けの専用ボックス(エンクロージャー)に装着し、ノートPCなどに接続してグラフィックス性能を強化する仕組みのことです。Thunderboltケーブル1本でノートPCと接続でき、普段は薄型軽量のノートPCを持ち歩き、自宅ではeGPUを接続してゲームや動画編集を快適に行うという使い方が可能になります。

詳しい解説

eGPUの仕組み

eGPUの基本構成は、専用のエンクロージャー(外付けボックス)、その中に装着するデスクトップ用グラフィックスカード、そしてノートPCとの接続に使うThunderboltケーブルの3点です。エンクロージャーには電源ユニットが内蔵されており、GPUに必要な電力を供給します。ノートPC側はThunderbolt 3以降のポートがあれば利用可能で、ケーブルを挿すだけでGPUが認識されます。

eGPUのメリット

eGPU最大のメリットは、ノートPCの機動性を保ちつつ、デスクトップ級のグラフィックス性能を必要な時だけ使えることです。内蔵GPUのみの薄型ノートPCでも、eGPUを接続すれば最新の3Dゲームや4K動画編集に対応できます。さらに、GPU単体のアップグレードが可能なため、ノートPC自体を買い替えなくてもグラフィックス性能だけを段階的に強化できるのも魅力です。

eGPUの制約と注意点

eGPUにはいくつかの制約があります。最も大きいのは帯域幅の制限です。Thunderbolt 4の帯域は40Gbpsで、PCIe x16スロットの帯域には及ばないため、GPUの本来の性能の70〜80%程度しか発揮できないケースがあります。また、eGPUエンクロージャー自体が数万円するため、GPU本体と合わせるとかなりの投資になります。ゲームの場合、ノートPCの内蔵ディスプレイに出力するとさらに性能が低下するため、外部モニターへの出力がおすすめです。

対応環境の確認

eGPUを使うには、ノートPC側にThunderbolt 3以降のポートが搭載されている必要があります。USB-Cポートがあっても、Thunderbolt非対応のポートではeGPUは動作しません。Windows環境では多くのGPUが問題なく動作しますが、macOS環境ではApple SiliconへのeGPU接続が公式にはサポートされていない点に注意が必要です。

選び方のポイント

1. Thunderboltのバージョンを確認する

お使いのノートPCがThunderbolt 3以降に対応しているか確認しましょう。Thunderbolt 4対応であれば、より安定した接続が期待できます。USB4ポートでも互換性のあるモデルがあります。

2. エンクロージャーのサイズと電源容量をチェック

ハイエンドGPUは物理的なサイズが大きく、消費電力も高いです。装着予定のGPUが収まるサイズか、電源ユニットの容量が足りているかを確認しましょう。将来のGPUアップグレードも見据えて、余裕のある電源容量を選ぶのが安心です。

3. コストと性能のバランスを検討する

eGPU環境の構築費用(エンクロージャー+GPU)で、ゲーミングノートPCが買えてしまうケースもあります。コストパフォーマンスを含めて、自分の使い方に合った選択肢を比較検討しましょう。