イヤーピースとは?種類・サイズ選び・おすすめの選び方を解説

イヤーピースとは、カナル型イヤホンの耳に入る部分に装着するパーツです。素材や形状の違い、サイズの選び方を詳しく解説します。

イヤーピースとは

イヤーピース(イヤーチップ)とは、カナル型イヤホンの先端に装着する、耳の穴に直接触れるゴムやフォームでできた小さなパーツのことです。一見地味な存在ですが、イヤーピースの選び方一つで装着感・遮音性・音質が劇的に変わります。イヤホンの実力を最大限に引き出すための「最も手軽で効果的なカスタマイズ」と言えます。

詳しい解説

イヤーピースの素材と特徴

イヤーピースは大きく3種類の素材に分けられます。

シリコン製(標準付属品に多い)

最も一般的な素材です。柔らかく耐久性があり、水洗いもできるためメンテナンスが簡単です。多くのイヤホンにS/M/Lの3サイズが付属しています。フィット感はまずまずですが、耳の形によってはズレやすいことがあります。

フォーム(低反発ウレタン)製

体温で柔らかくなり、耳の穴の形に合わせて膨張するため、優れたフィット感と高い遮音性が得られます。ノイズキャンセリングの効果を最大限に引き出したい方におすすめです。ただし、消耗品のため定期的な交換(2〜3ヶ月が目安)が必要です。

ダブルフランジ / トリプルフランジ

傘のような形状が2段・3段になったシリコン製イヤーピースです。耳の奥まで挿入するため遮音性が非常に高く、ステージモニター用イヤホンなどに使われます。装着にコツが必要ですが、密閉感は抜群です。

イヤーピースが音質に与える影響

イヤーピースを変えると音質が変化します。これは密閉度の変化により低音の量感が変わるためです。

  • 密閉度が高い: 低音がしっかり出る。遮音性も高い
  • 密閉度が低い: 低音が逃げやすい。開放感のある聞こえ方になる

フォーム製は密閉度が高く低音が豊かに、シリコン製は製品によって密閉度が異なります。好みの音質に合わせてイヤーピースを選ぶ楽しみもあります。

ノズルサイズの確認

イヤーピースを購入する際は、イヤホン本体のノズル(イヤーピースを差し込む管の部分)の太さを確認する必要があります。メーカーや製品によってノズル径は異なるため、対応サイズを間違えるとゆるくて外れたり、はまらなかったりします。

主なサードパーティブランド

付属品では満足できない場合、サードパーティ製のイヤーピースに交換するのが定番のカスタマイズです。AZLA SednaEarfit、SpinFit、Comply(フォーム)、final TYPE Eなどが人気ブランドです。

選び方のポイント

1. サイズ選びが最重要

左右の耳の穴のサイズが異なることは珍しくありません。S/M/Lの各サイズを実際に試して、痛くならず、かつ軽く引っ張っても外れないサイズを選びましょう。「少しきつい」くらいがちょうどよいフィット感です。

2. 用途に合わせて素材を選ぶ

通勤用で遮音性を重視するならフォーム製、スポーツ用で汗をかくならシリコン製が適しています。複数の素材を使い分けるのもおすすめです。

3. コスパの良い「ちょい足し」カスタマイズ

イヤーピースは数百円〜2,000円程度で購入できます。「イヤホンの音質に不満がある」「フィット感がイマイチ」と感じたら、イヤホン本体を買い替える前にイヤーピースの交換を試してみてください。費用対効果の高いアップグレードになることが多いです。