ダイナミックドライバーとは?イヤホンの基本構造をわかりやすく解説

ダイナミックドライバーとは、振動板・ボイスコイル・マグネットで構成されるイヤホン・ヘッドホンの最も一般的なドライバー方式です。豊かな低音再生が特徴です。

ダイナミックドライバーとは

ダイナミックドライバー(DD)は、イヤホンやヘッドホンで最も広く使われているドライバー方式です。振動板(ダイヤフラム)、ボイスコイル、マグネット(磁石)という3つの部品で構成され、スピーカーと同じ原理で音を鳴らします。空気を大きく動かせるため、豊かで迫力のある低音再生を得意としています。

詳しい解説

音が出る仕組み

ダイナミックドライバーでは、電気信号がボイスコイルに流れると、磁石との相互作用で振動板が前後に動きます。この振動が空気を押し出すことで音波が生まれます。家庭用スピーカーと基本的に同じ構造をイヤホンサイズに小型化したものと考えるとわかりやすいでしょう。振動板の素材にはPET、チタン、ベリリウム、液晶ポリマー(LCP)など様々なものが使われ、素材によって音の傾向が変わります。

ダイナミックドライバーの強み

最大の強みは低音の表現力です。振動板が大きく動くことで空気をたっぷり振動させるため、体に響くような重低音を再現できます。また、構造がシンプルなので製造コストを抑えやすく、手頃な価格の製品でも良い音質が得られるのも魅力です。一般的なイヤホンの多くがダイナミックドライバーを採用しているのはこのためです。

BA型との違い

BA型ドライバーが中高音域の精密な再生を得意とするのに対し、ダイナミックドライバーは低音の量感や自然な音のつながりが強みです。最近では、ダイナミックドライバーで低音を、BA型で中高音を担当させるハイブリッドドライバー構成の製品も増えています。どちらが良い・悪いではなく、それぞれに得意分野があると理解しておきましょう。

選び方のポイント

1. 振動板のサイズに注目する

イヤホン用は6mm~14mm程度が主流です。一般的に振動板が大きいほど低音が豊かになりますが、小さくても優秀な製品はたくさんあります。

2. 振動板の素材をチェックする

チタンコートやベリリウムコートの振動板は高音の伸びに優れる傾向があります。素材ごとの音の特徴を知っておくと選びやすくなります。

3. 感度インピーダンスを確認する

スマートフォンで鳴らすなら、感度が高くインピーダンスが低いモデルが使いやすいです。