DACとは?デジタル・アナログ変換の仕組みをわかりやすく解説

DACとは、Digital-to-Analog Converterの略で、デジタル音声データをアナログ信号に変換する装置です。高品質なDACを使うことで音質向上が期待できます。

DACとは

DAC(ダック)は「Digital-to-Analog Converter」の略で、デジタルの音声データをアナログの音声信号に変換する装置です。スマートフォンやPCに保存された音楽データはすべてデジタル(0と1の数列)ですが、イヤホンやスピーカーはアナログ信号で動くため、どこかで変換が必要になります。この変換を担うのがDACで、その品質が音質に大きく影響します。

詳しい解説

DACはあらゆる機器に内蔵されている

実はスマートフォン、PC、音楽プレーヤーなど、音を出す機器にはすべてDACが内蔵されています。普段意識することはありませんが、機器の音質差の一因はこの内蔵DACの性能にあります。オーディオ愛好家の間で「DAC」といえば、内蔵DACよりも高性能な外付けDACのことを指すのが一般的です。

外付けDACで音質が変わる理由

スマートフォンの内蔵DACは、スペースや消費電力の制約から性能に限界があります。外付けDACは専用の高性能チップを使い、より精密な変換を行えるため、音の解像度や空間表現が向上します。ハイレゾ音源を本来の品質で再生するには、96kHz/24bit以上に対応したDACが必要です。USB-C端子に接続するスティック型DACは数千円から手に入り、手軽に音質向上を体感できます。

DACとヘッドホンアンプの関係

DACはデジタルをアナログに変換するだけで、信号を増幅する機能はありません。変換後の信号を十分な音量でイヤホンやヘッドホンに届けるにはヘッドホンアンプが必要です。多くの外付けDACにはアンプ機能も内蔵されており、「DAC/アンプ」や「DACアンプ」と呼ばれます。バランス接続対応の製品であれば、4.4mmプラグでの出力にも対応しています。

選び方のポイント

1. 対応するサンプリングレートとビット深度を確認する

ハイレゾ音源を楽しむなら、最低でも96kHz/24bit対応のDACを選びましょう。32bit/384kHz対応ならさらに将来性があります。

2. ポータブルか据え置きかを決める

外出先でも使うならスティック型やポータブルDAC、自宅メインなら据え置き型が適しています。据え置き型のほうが一般的に高音質です。

3. 出力端子を確認する

3.5mmや4.4mmなど、お使いのイヤホン・ヘッドホンのプラグに合った出力端子があるか確認しましょう。