チャンネル幅とは?Wi-Fiの速度を左右する帯域幅をわかりやすく解説

チャンネル幅とは、Wi-Fiの通信に使用する周波数帯域の幅のことです。20/40/80/160/320MHzの種類があり、幅が広いほど高速通信が可能になります。

チャンネル幅とは

チャンネル幅(チャネル幅)とは、Wi-Fiルーターが通信に使用する周波数帯域の幅を指す用語です。単位はMHz(メガヘルツ)で表され、20MHz・40MHz・80MHz・160MHz・320MHzといった段階があります。道路に例えるなら、チャンネル幅は「車線の数」にあたります。幅が広いほど一度に送れるデータ量が増え、通信速度が速くなります。ただし、幅を広げるほど電波干渉を受けやすくなるというトレードオフもあります。

詳しい解説

チャンネル幅の種類と速度の関係

Wi-Fiの通信速度は、チャンネル幅に大きく依存します。チャンネル幅が2倍になると、理論上の最大速度もおよそ2倍になります。例えば、Wi-Fi 6の場合、80MHzで最大1201Mbps、160MHzで最大2402Mbpsの速度が出せます。最新のWi-Fi 7では320MHzという超広帯域にも対応し、さらなる高速化を実現しています。

周波数帯との関係

チャンネル幅は、使用する周波数帯によって選べる幅が異なります。2.4GHz帯は利用できる周波数の範囲が狭いため、実質的に20MHzか40MHzしか使えません。5GHz帯では80MHzや160MHzまで利用可能です。6GHz帯はさらに広い周波数空間があるため、320MHzという最大幅を活用できます。

広いチャンネル幅のメリットとデメリット

チャンネル幅を広くすることで通信速度は向上しますが、注意点もあります。幅が広いほど、隣接するWi-Fiネットワークとの電波干渉が起きやすくなります。マンションなど周囲にWi-Fiが多い環境では、無理に広いチャンネル幅を設定するとかえって速度が落ちることもあります。ルーターの「自動」設定にしておけば、環境に応じて最適な幅を選んでくれるため、基本的にはおまかせで問題ありません。

DFS(動的周波数選択)との関連

5GHz帯で80MHzや160MHzを使う場合、気象レーダーなどと共用する周波数を含むことがあります。このとき、DFS(Dynamic Frequency Selection)という仕組みが働き、レーダーを検知すると自動的にチャンネルが切り替わります。切り替わりの際に一時的に通信が途切れることがあるため、安定性を重視するなら覚えておきたいポイントです。

選び方のポイント

1. 利用環境に合った幅を選ぶ

一戸建てで周囲にWi-Fiが少ない環境なら、80MHzや160MHzの広い帯域幅を活用できます。マンションなど密集した環境では、40MHzや80MHzに抑えた方が安定することがあります。ルーターの設定画面でチャンネル幅を確認してみましょう。

2. 対応するWi-Fi規格を確認する

160MHz以上を使いたい場合は、ルーターと接続するデバイスの両方がWi-Fi 6以降に対応している必要があります。320MHzはWi-Fi 7専用です。Wi-Fi 6/6E/7の対応状況をチェックしてから設定を変更しましょう。

3. 基本は「自動」設定がおすすめ

多くのルーターはチャンネル幅を自動で最適化する機能を備えています。手動で設定を変更するのは、明確に速度改善したい場合や、干渉の原因を特定できている場合に限るのが安心です。