CDプレーヤーとは
CDプレーヤーとは、コンパクトディスク(CD)に刻まれたデジタル音声データをレーザー光で読み取り、DACでアナログ信号に変換して再生する機器のことです。CDは16bit/44.1kHzのロスレスオーディオフォーマットで記録されており、圧縮による音質劣化がありません。ストリーミング全盛の時代でも、手持ちのCDコレクションを高品質に楽しみたい方に根強い人気があります。
詳しい解説
CDプレーヤーの仕組み
CDプレーヤーの内部では、回転するディスクの表面にレーザー光を照射し、反射光の変化からデジタルデータ(0と1)を読み取ります。読み取られたデジタル信号はエラー訂正処理を経て、内蔵DACでアナログ音声に変換されます。この変換精度がCDプレーヤーの音質を大きく左右するため、高級モデルほど高品質なDACチップやクロック(時間軸の精度を管理する部品)を搭載しています。
CDプレーヤーの種類
| 種類 | 特徴 | 価格帯の目安 |
|---|---|---|
| 一体型プレーヤー | トランスポート+DAC内蔵、これ1台で完結 | 1万~数十万円 |
| CDトランスポート | ディスク読み取り専用、外部DACが必要 | 5万~数百万円 |
| SACD/CDプレーヤー | SACDにも対応、ハイレゾディスク再生可能 | 5万~数百万円 |
| ポータブルCDプレーヤー | 持ち運び可能な小型モデル | 5千~3万円 |
CDトランスポートは読み取り部分に特化することで最高の信号品質を追求し、DAC部分は好みの外部DACを組み合わせるというハイエンドな使い方ができます。
ジッターとクロック精度
CDプレーヤーの音質を左右する重要な要素に「ジッター」があります。ジッターとは、デジタル信号の時間軸における揺らぎのことで、これが大きいと音のにじみや不明瞭さにつながります。高品質なクロック回路を搭載したモデルや、外部クロックを入力できるモデルは、このジッターを最小限に抑え、よりクリアで定位感のある音を実現します。
選び方のポイント
1. デジタル出力の有無を確認する
光デジタル出力や同軸デジタル出力を備えたモデルなら、将来的に外部DACを導入して音質をアップグレードできます。CDプレーヤーをトランスポートとして使い、DACは別途高品質なものを用意するという構成は、段階的なグレードアップに向いています。
2. 再生対応ディスクを確認する
通常のCD(CD-DA)に加え、CD-R/RWの再生に対応しているか確認しましょう。SACDプレーヤーならDSD音声を記録したSACDも再生でき、CDよりもさらに高品質な音を楽しめます。USB端子を備え、USBメモリ内の音楽ファイルも再生できるモデルは利便性が高いです。
3. アンプとの接続方法を考える
一体型CDプレーヤーのアナログ出力はRCA端子が標準です。XLRバランス出力を備えたモデルは、バランス入力対応のアンプと組み合わせることで、よりノイズの少ない伝送が可能です。デジタル出力を使って外部DACに接続する場合は、DACの入力端子に合ったケーブルを用意しましょう。
まとめ
CDプレーヤーは、手元のCDコレクションを高音質で再生するためのオーディオ機器です。デジタル出力の有無やDAC性能を確認し、既存のオーディオシステムとの接続方法を考慮して選びましょう。愛着のあるCDライブラリを最良の音で楽しめる一台を、ぜひ探してみてください。