Webカメラカバーとは
Webカメラカバーとは、ノートPCやタブレットに搭載されたWebカメラのレンズを物理的に覆い、不正な覗き見や盗撮を防ぐ小型のアクセサリーです。マルウェアによるカメラの不正起動や、意図せずカメラがオンになってしまうリスクに対する、シンプルかつ確実な対策です。スライド式のカバーが主流で、ビデオ会議時には開き、使わない時は閉じるだけで安心感が得られます。
詳しい解説
なぜWebカメラカバーが必要なのか
RAT(Remote Access Trojan)と呼ばれるマルウェアに感染すると、攻撃者がユーザーに気づかれることなく遠隔でカメラを起動し、映像を盗み見る「カムフェクティング」の被害が発生する可能性があります。OSの通知機能でカメラ起動時にインジケーターが点灯する仕組みもありますが、一部のマルウェアはこれを回避する場合があります。物理カバーならソフトウェアに依存しないため、最も確実な防御手段です。
Webカメラカバーの種類
もっとも一般的なのはスライド式カバーで、薄いプラスチック製のパーツをカメラの上に貼り付け、指でスライドして開閉します。厚さ0.7mm以下の超薄型モデルならノートPCの蓋を閉じても干渉しません。粘着シール式の使い捨てタイプや、マグネットで着脱できるタイプもあります。デスクトップPC用の外付けWebカメラには、レンズキャップ付きのモデルも増えています。
プライバシーフィルターとの組み合わせ
Webカメラカバーが「撮影されない」対策なら、プライバシーフィルターは「画面を見られない」対策です。カフェやコワーキングスペースで作業する場合は、この2つを組み合わせることで物理的なプライバシー保護が万全になります。どちらも安価で手軽に導入できるため、テレワーカーの方に特におすすめです。
選び方のポイント
1. 厚さとノートPCとの干渉
ノートPCのディスプレイ部分にカバーを貼る場合、厚すぎると蓋を閉じた際にキーボードやディスプレイを傷つける可能性があります。0.7mm以下の超薄型モデルを選ぶと安全です。MacBookなど薄型ノートPCの場合は特に注意が必要です。
2. 粘着力と剥がし跡
繰り返し貼り直せるタイプと、一度貼ったら固定されるタイプがあります。PC買い替え時に付け替えたい場合は、跡が残りにくい粘着剤を使ったモデルを選びましょう。3Mの粘着テープを使用した製品は信頼性が高いです。
3. デザインとカメラ位置の確認
カメラの位置はPCの機種によって異なります。購入前にカメラのレンズ位置を確認し、カバーがぴったり覆えるサイズかチェックしてください。スマホやタブレット用の小型カバーもあるため、複数デバイスにまとめて導入するのも良い方法です。
まとめ
ノートPCやモニターの盗難防止に役立つWebカメラカバーは、オフィスやカフェでの離席時に安心をもたらします。ロック方式と対応するセキュリティスロットの種類を確認してから購入しましょう。手軽な対策ですが、物理的な盗難抑止効果は見逃せません。