ブルーライトカットとは?効果・仕組み・モニター選びのポイントを解説

ブルーライトカットとは、ディスプレイから出るブルーライトを軽減する技術です。仕組みや効果、モニター・メガネの選び方を解説します。

ブルーライトカットとは

ブルーライトカットとは、ディスプレイやモニターから発せられるブルーライト(波長380〜500nm前後の青色光)を軽減する技術・機能のことです。長時間のPC作業やスマホ利用による目の疲れ(眼精疲労)を軽減する目的で、モニター、メガネ、OSの設定など多様な方法で対策できます。

詳しい解説

ブルーライトとは

ブルーライトは可視光線のなかでも波長が短くエネルギーが強い光です。太陽光にも含まれており、体内時計(サーカディアンリズム)の調節に関わっています。ディスプレイのLEDバックライトからもブルーライトは発せられており、夜間に長時間浴びると睡眠の質に影響する可能性があるとされています。

ただし、ブルーライトの健康への影響については研究が進行中で、日常のディスプレイ使用程度では目に有害なレベルには達しないという見解も医学界では多くあります。目の疲れについては、ブルーライトよりも画面の見すぎ(長時間の近距離注視)が主な原因とする意見もあります。

ブルーライトカットの方法

ハードウェア方式

  • ブルーライト低減パネル: モニターのパネル自体がブルーライトの発光を抑える設計。TÜV Rheinlandなどの第三者認証を取得したモデルが増えています
  • ブルーライトカットメガネ: 青色光をカットするコーティングが施されたレンズ。モニターの発色に影響しないのが利点です

ソフトウェア方式

  • モニターの設定: 多くのモニターに搭載されている「ブルーライト低減モード」で青色光の出力を抑える
  • OSの機能: Windowsの「夜間モード」、macOS/iOSの「Night Shift」、Androidの「ナイトライト」で画面の色温度を暖色系に変更
  • アプリ: f.luxなどのサードパーティアプリで時間帯に応じた自動調整も可能

ブルーライトカットの効果と限界

ブルーライトカット機能を使うと、画面全体がやや黄色みを帯びます。これは青色光を抑えているためで、正常な動作です。ただし、写真・動画編集など色の正確さが求められる作業では、ブルーライトカットをオフにする必要があります。

眼精疲労の対策としては、ブルーライトカットだけでなく以下も効果的です。

  • 20-20-20ルール: 20分ごとに20フィート(約6m)先を20秒間見る
  • 画面の明るさ調整: 周囲の明るさに合わせてディスプレイの輝度を調整
  • 適切な距離: モニターとの距離を50cm以上確保

選び方のポイント

1. 第三者認証を確認

TÜV Rheinland「Eye Comfort」認証やEyeSafe認証を取得したモニターは、色の正確さを維持しながらブルーライトを軽減する設計がされており、安心です。

2. フリッカーフリーも合わせてチェック

目の疲れ対策として、ブルーライトカットとともにフリッカーフリー(画面のちらつき防止)機能を搭載したモニターを選ぶのがおすすめです。フリッカーは目に見えないちらつきで、長時間の使用で疲労の原因になります。

3. 用途に応じて使い分ける

日常の作業ではブルーライトカットをオンにし、写真編集やデザイン作業では正確な色を表示するためにオフにする、という使い分けが理想的です。ワンタッチで切り替えられるモニターが便利です。有機EL(OLED)モニターはバックライトを使わない構造ですが、ブルーライトの発生量はパネルのスペクトル設計や白色点の設定にも依存するため、方式だけで一概に優劣はつけられません。