ベンチマークとは?パソコンの性能テストをわかりやすく解説

ベンチマークとは、パソコンのCPU、GPU、SSDなどの性能を数値化して比較できるテストのことです。代表的なソフトや活用方法を解説します。

ベンチマークとは

ベンチマークとは、パソコンのCPUGPUSSDなどのハードウェア性能を、専用のテストプログラムで測定して数値化する仕組みのことです。テスト結果をスコアとして比較できるため、異なるメーカーや世代の製品を客観的に比較する際に非常に役立ちます。パソコンの購入前に「この製品はどのくらいの性能か」を判断する重要な材料であり、レビュー記事でもよく引用されています。

詳しい解説

代表的なベンチマークソフト

ベンチマークソフトにはさまざまな種類があり、テスト対象によって使い分けます。CPU性能の測定にはCinebench(シネベンチ)やGeekbench(ギークベンチ)が定番です。Cinebenchは3Dレンダリングの処理速度を測定し、シングルコア性能とマルチコア性能の両方を評価できます。Geekbenchはクロスプラットフォーム対応で、WindowsとMacのCPUを同じ基準で比較できるのが特長です。

GPU向けベンチマーク

GPUの性能測定には3DMarkが世界的な標準として使われています。ゲームのような3D描画を行い、フレームレートやグラフィックス品質をスコア化します。「Time Spy」はDirectX 12性能、「Port Royal」はレイトレーシング性能をテストします。実際のゲームに近いテストを行いたい場合は、ゲーム内蔵のベンチマーク機能(FF14ベンチマークなど)を使う方法もあります。

ストレージのベンチマーク

SSDやHDDの性能測定にはCrystalDiskMarkが広く使われています。シーケンシャル読み書き(連続した大きなファイルの転送速度)とランダム読み書き(小さなファイルの読み書き速度)を測定できます。NVMe SSDの性能を確認する際に、カタログスペックと実際の速度を比較するのに便利です。

ベンチマークスコアの読み方と注意点

ベンチマークスコアを見る際にはいくつかの注意点があります。まず、異なるベンチマークソフトのスコアは直接比較できません。Cinebenchのスコアが高いからGeekbenchでも高いとは限りません。また、ベンチマークはあくまで特定の処理性能を測定するものであり、実際の使用感とは必ずしも一致しません。例えば、ベンチマークスコアで5%の差は、体感ではほぼ分からないことがほとんどです。総合的な判断材料の一つとして活用するのが正しい使い方です。

選び方のポイント

1. 目的に合ったベンチマークを参照する

ゲーム用途なら3DMark、動画編集ならCinebenchのマルチコアスコア、SSD選びならCrystalDiskMarkのスコアを参考にしましょう。自分の用途に合ったベンチマークで比較することが大切です。

2. 同条件での比較を心がける

ベンチマーク結果は、テスト環境(OS、ドライバ、メモリ容量など)によって変わります。製品を比較する際は、同じベンチマークソフトの同じバージョンで、できるだけ近い環境で測定されたスコアを参照しましょう。

3. スコアだけで判断しない

ベンチマークはあくまで参考指標の一つです。実際の体験は、ディスプレイの品質やキーボードの打鍵感、ファンの騒音なども含めた総合的なものです。スコアが高くても使い勝手が悪ければ意味がないため、レビューを総合的にチェックする習慣をつけましょう。