オーディオインターフェースとは
オーディオインターフェースとは、マイクや楽器などのアナログ音声信号をデジタルデータに変換してPCに取り込んだり、PCのデジタル音声をアナログ信号に変換してスピーカーやヘッドホンに出力したりする機器のことです。内蔵のDACやADC(アナログ-デジタルコンバーター)、マイクプリアンプを搭載し、PCの内蔵サウンド機能よりも遥かに高品質な録音・再生を実現します。音楽制作、配信、ポッドキャスト収録に不可欠な機器です。
詳しい解説
オーディオインターフェースの役割
PCに標準搭載されているサウンド機能は、一般的な用途には十分でも、録音や音楽制作においてはノイズや遅延(レイテンシー)が問題になります。オーディオインターフェースは専用のAD/DA変換チップと低レイテンシーのドライバーを搭載することで、これらの問題を解決します。また、コンデンサーマイクに必要なファンタム電源(48V)を供給する機能も備えています。
入出力端子の種類
オーディオインターフェースにはさまざまな入出力端子があります。
| 端子名 | 用途 | 特徴 |
|---|---|---|
| XLR | マイク接続 | バランス接続でノイズに強い |
| TRS(標準フォン) | 楽器・ライン入力 | ギターやキーボードの接続 |
| コンボジャック | XLR/TRS兼用 | 1つの端子で両方対応 |
| Hi-Z入力 | エレキギター・ベース | ハイインピーダンス対応 |
| MIDI | MIDI機器接続 | 電子楽器との連携 |
レイテンシーとドライバーの関係
レイテンシーとは、音を入力してからPCで処理されてモニターに出力されるまでの遅延のことです。音楽制作では10ms以下のレイテンシーが理想とされています。WindowsではASIOドライバー、macOSではCore Audioドライバーが低レイテンシーを実現します。高品質なオーディオインターフェースほど、低レイテンシーでも安定した動作が可能です。
選び方のポイント
1. 入出力チャンネル数を決める
1人での配信やシンガーソングライターなら2入力2出力(2in/2out)で十分です。バンド録音や複数マイクでの収録には4ch以上が必要です。必要以上のチャンネル数を選ぶと価格が上がるため、実際の用途に合わせて選びましょう。
2. PC接続方式を確認する
USB-C/Thunderbolt接続が主流で、転送速度と安定性に優れています。USB 2.0接続のモデルも2ch程度なら十分な帯域がありますが、多チャンネルの同時録音ではUSB 3.0以上やThunderbolt接続が有利です。お使いのPCの端子に対応しているか事前に確認してください。
3. 付属ソフトウェアをチェックする
多くのオーディオインターフェースにはDAWソフト(音楽制作ソフト)やプラグインが付属しています。これから音楽制作を始める方にとっては、付属ソフトの充実度も重要な判断基準になります。定番DAWの簡易版が付属するモデルなら、追加出費なしで本格的な制作環境を整えられます。
まとめ
オーディオインターフェースは、PC環境で高品質な録音・再生を実現するための要となる機材です。必要な入出力チャンネル数を把握し、将来の拡張性も考慮して選ぶと長く使い続けられます。音楽制作や配信のクオリティを向上させたい方にとって、最初に揃えるべき機材のひとつです。