ATEMミニとは
ATEMミニとは、Blackmagic Design社が開発した小型のビデオスイッチャーで、複数のカメラやPC画面の映像をリアルタイムに切り替えながら配信や収録ができる機材です。従来、数十万円以上した映像切り替え機能を手頃な価格で実現し、個人の配信者からビジネスのオンラインイベントまで幅広く利用されています。HDMI入力を複数備え、USB-C経由でPCにWebカメラとして認識される手軽さも魅力です。
詳しい解説
ATEMミニシリーズのラインナップ
ATEMミニシリーズには、HDMI入力4系統の基本モデル「ATEM Mini」、配信機能内蔵の「ATEM Mini Pro」、マルチビュー出力を備えた「ATEM Mini Pro ISO」、8入力対応の「ATEM Mini Extreme」などがあります。上位モデルほど入力数が増え、個別収録(ISO収録)やスーパーソースなどの高度な機能が使えるようになります。
主な機能と使い方
ATEMミニはボタンを押すだけでカメラの切り替えができ、ピクチャーインピクチャー、グリーンバック合成、テロップ表示などの演出も本体だけで行えます。キャプチャーボードとしても機能するため、OBSなどの配信ソフトと組み合わせて使うことも可能です。音声ミキサー機能も内蔵しており、各入力の音量を個別に調整できます。
ソフトウェアコントロール
ATEM Software Controlという無料ソフトウェアを使うと、PCからより細かい設定や操作が可能になります。マクロ機能で一連の操作を自動化したり、メディアプレーヤーに画像を読み込んでロゴ表示に使ったりと、本体のボタンだけでは難しい高度な演出も実現できます。ネットワーク経由での遠隔操作にも対応しています。
選び方のポイント
1. 必要な入力数で選ぶ
カメラ2〜3台なら4入力の基本モデルで十分です。画面共有用のPCも接続する場合は入力数に余裕を持たせましょう。大規模なイベントでは8入力のExtremeモデルが安心です。
2. 配信方法に合わせる
PCに接続して配信ソフト経由で配信するなら基本モデルで対応できます。ATEM Mini単体で直接配信したい場合はPro以上のモデルが必要です。Proモデルは本体にLAN端子を備え、直接YouTube LiveやTwitchに配信できます。
3. ISO収録の必要性
あとから編集し直す可能性がある場合は、各入力を個別に収録できるISO対応モデルがおすすめです。マルチカム編集のためにDaVinci Resolveのプロジェクトファイルも同時に生成されるため、後編集の自由度が格段に上がります。
まとめ
ATEM Miniは、コンパクトながら本格的なマルチカメラスイッチングを実現する映像機器です。HDMI入力数やストリーミング機能、接続する機材との互換性を確認して、自分の配信規模に合ったモデルを選びましょう。配信のクオリティを一段上げたい方にとって、頼りになる機材です。