Arduinoとは
Arduino(アルドゥイーノ)とは、イタリアで開発されたオープンソースのマイコンボードおよびその開発環境のことです。センサーの値を読み取ったり、LEDやモーターを制御したりといった電子工作を、専門知識がなくても手軽に始められるのが最大の魅力です。Raspberry PiのようなOS搭載型のシングルボードコンピュータとは異なり、1つのプログラムを直接実行する組み込み型のデバイスです。
詳しい解説
Arduinoの特徴
Arduinoの最大の特徴は、ハードウェアとソフトウェアの両方がオープンソースである点です。回路設計やプログラミング言語の仕様が公開されているため、世界中のユーザーが自由に開発・改良に参加できます。専用の開発環境「Arduino IDE」はC/C++ベースのシンプルな言語で書けるため、プログラミング初心者でも取り組みやすくなっています。書いたプログラムをUSBケーブルでボードに書き込むだけで、すぐに動作を確認できる手軽さも魅力です。
Arduinoでできること
Arduinoは「物理的な世界とコンピュータを橋渡しする」デバイスとして、さまざまなプロジェクトに活用されています。温度・湿度センサーを使った自動環境モニタリング、人感センサーを使った自動照明、サーボモーターを使ったロボットアーム、BluetoothやWi-Fiモジュールを追加したIoTデバイスなど、アイデア次第で無限の可能性があります。「シールド」と呼ばれる拡張ボードを重ねることで、機能を簡単に追加できるのも特徴です。
Raspberry Piとの使い分け
ArduinoとRaspberry Piはよく比較されますが、得意分野が異なります。Arduinoはリアルタイムでセンサーやアクチュエーター(動作部品)を制御するのに適しています。電源を入れた瞬間にプログラムが動き始め、OSの起動を待つ必要がありません。一方、Raspberry Piはネットワーク処理や画像処理など、より複雑なコンピューティングに向いています。両方を組み合わせて、Raspberry Piが頭脳、Arduinoが手足として連携させるプロジェクトも人気です。
選び方のポイント
1. ボードの種類を用途で選ぶ
入門にはArduino Unoが定番です。小型プロジェクトにはArduino Nano、IoT開発にはWi-Fi内蔵のArduino Nano ESP32、高性能な処理が必要ならArduino Megaがおすすめです。
2. 互換ボードか純正か
Arduinoはオープンソースのため、安価な互換ボードが多数販売されています。初心者は品質とサポートが安定した純正ボードから始め、慣れてきたら互換ボードも活用するのがよいでしょう。
3. スターターキットの活用
初めてArduinoに触れる方は、ボード本体にセンサーやLED、ブレッドボードなどがセットになったスターターキットがおすすめです。チュートリアル付きのキットなら、順番に進めるだけで基本を学べます。
まとめ
Arduinoは、目的に合ったものを選ぶことで真価を発揮します。製品を比較する際は、ボードの種類を用途で選ぶと互換ボードか純正かのバランスを重視すると良い結果につながります。この記事をきっかけに、最適な製品との出会いにつなげてください。