画角(焦点距離)とは?カメラの写る範囲をわかりやすく解説

画角(焦点距離)とは、カメラが写し取れる範囲を角度で表したもので、レンズの焦点距離によって決まります。広角・標準・望遠の違いを解説します。

画角(焦点距離)とは

画角とは、カメラのレンズが写し取ることのできる範囲を角度で表したものです。この画角はレンズの「焦点距離」によって決まり、焦点距離が短いほど広い範囲が写り(広角)、長いほど狭い範囲を大きく写します(望遠)。焦点距離はミリメートル(mm)で表記され、14mmなら超広角、50mmなら標準、200mmなら望遠と分類されます。写真の印象を大きく左右する、カメラ選びで最も重要な要素のひとつです。

詳しい解説

焦点距離と画角の関係

焦点距離はレンズの中心からセンサーまでの距離を示す数値です。数字が小さいほどレンズが広い範囲の光を集め、画角が広くなります。逆に数字が大きいほど遠くの被写体を拡大して写せますが、写る範囲は狭くなります。フルサイズカメラの場合、24mm以下を広角、35mm〜70mmを標準、85mm以上を望遠と呼ぶのが一般的です。

広角・標準・望遠の使い分け

広角レンズ(14mm〜24mm)は風景や建築物、室内の撮影に向いています。パースペクティブ(遠近感)が強調されるため、迫力のある構図が作れます。標準レンズ(50mm前後)は人間の目に近い自然な描写が特徴で、スナップや日常撮影に最適です。望遠レンズ(100mm以上)はスポーツや野鳥の撮影に活躍し、背景をぼかしたポートレート撮影にも適しています。

スマートフォンの焦点距離

スマートフォンでは複数のカメラレンズを搭載し、超広角(13mm相当)・広角(26mm相当)・望遠(77mm相当)を切り替えて使うのが主流です。「0.5x」「1x」「3x」といった倍率表示は焦点距離の違いを簡易的に表したものです。カメラの画素数が高ければデジタルズームで拡大しても画質を保ちやすくなりますが、光学ズームには及ばない点を覚えておきましょう。

選び方のポイント

1. 撮りたい被写体に合った焦点距離を選ぶ

風景なら広角、人物なら中望遠(85mm前後)、動物やスポーツなら望遠と、被写体に合わせてレンズや機種を選ぶのが基本です。

2. ズームレンズか単焦点レンズかを決める

ズームレンズは1本で複数の焦点距離をカバーできて便利です。単焦点レンズは明るく高画質ですがフットワークが求められます。最初は標準ズームから始めるのがおすすめです。

3. 換算焦点距離を確認する

センサーサイズによって同じレンズでも画角が変わります。フルサイズ換算の焦点距離を確認することで、異なるカメラ同士でも画角を正しく比較できます。