AAC/SBCとは
AAC(エーエーシー)とSBC(エスビーシー)は、Bluetoothで音声データを伝送する際に使われる基本的なコーデックです。SBCはBluetooth A2DPプロファイルの必須コーデックで、すべてのBluetooth対応オーディオ機器が対応しています。AACはApple製品で標準的に使われるコーデックで、SBCよりも効率的な圧縮により高い音質を実現します。
詳しい解説
SBC – Bluetoothの共通言語
SBC(Sub-Band Codec)は、Bluetooth機器同士が必ず対応している「共通言語」のようなものです。最大ビットレートは345kbps程度で、音質は標準的です。どんな組み合わせの機器でもSBCで接続できるため、互換性の面では最も安心できるコーデックといえます。ただし、LDACやaptXと比較すると、圧縮による音質の劣化が大きい傾向があります。
AAC – iPhoneとの相性抜群
AAC(Advanced Audio Coding)は、もともと音楽配信やストリーミングで広く使われている音声圧縮規格をBluetoothに応用したものです。iPhoneやiPadなどApple製品のBluetooth接続では標準的に使われており、同じビットレートでもSBCより高い音質を得られます。Apple Musicなどの音源もAAC形式で配信されているため、再エンコードによる劣化が少ないのもメリットです。
どちらが使われるかの仕組み
ワイヤレスイヤホンとスマートフォンを接続すると、双方が対応しているコーデックの中から最も高品質なものが自動的に選ばれます。たとえばiPhoneとAAC対応イヤホンを接続すればAACが、非対応イヤホンならSBCが使われます。Androidでも多くの機種がAACに対応していますが、機種によってはAAC接続時の音質にバラつきがあるといわれています。より高音質を求めるなら、LDACやaptX Adaptive対応の組み合わせを検討するとよいでしょう。
選び方のポイント
1. iPhoneユーザーはAAC対応を確認する
iPhoneをお使いならAAC対応イヤホンを選べば十分な音質が得られます。ほとんどの製品がAAC対応ですが、念のため仕様欄を確認しましょう。
2. AndroidユーザーはaptXやLDACも検討する
Android端末ではaptXやLDACに対応していることが多いため、それらのコーデックに対応したイヤホンを選ぶとさらに高音質を楽しめます。
3. 複数デバイスで使うならSBC/AAC対応が基本
さまざまな機器と接続する場合、SBCとAACに対応していれば困ることはまずありません。上位コーデック対応はプラスアルファと考えましょう。