5Gホームルーターとは
5Gホームルーターとは、5Gのモバイル回線を利用して、自宅にWi-Fi環境を構築できる据え置き型のルーターです。光回線のような開通工事が不要で、コンセントに挿すだけですぐにインターネットが使えるのが最大の魅力です。Wi-Fiルーターと同様に複数のデバイスを同時接続でき、Wi-Fi 6/6Eに対応した高速通信を提供します。
詳しい解説
5Gホームルーターの仕組み
5Gホームルーターは内蔵アンテナで最寄りの5G基地局と通信し、受信したデータをWi-FiおよびLANポート経由で家庭内のデバイスに配信します。SIMカードが内蔵(またはeSIM対応)されており、キャリアと契約するだけで利用開始できます。据え置き型のため、モバイルルーターより大型のアンテナを搭載でき、受信感度と安定性に優れています。
光回線との比較
5Gホームルーターと光回線にはそれぞれ特徴があります。
| 比較項目 | 5Gホームルーター | 光回線 |
|---|---|---|
| 開通工事 | 不要 | 必要(1〜2カ月) |
| 通信速度(理論値) | 下り最大4.2Gbps | 下り最大10Gbps |
| 通信速度(実効値) | 100〜500Mbps | 300〜900Mbps |
| 安定性 | 基地局の混雑に影響 | 非常に安定 |
| 月額料金 | 4,000〜5,500円 | 4,000〜6,000円 |
| データ容量 | 無制限(速度制限あり) | 完全無制限 |
| 引っ越し | 手続きだけで完了 | 再工事が必要な場合あり |
どんな人に向いているか
5Gホームルーターは、賃貸で回線工事ができない方、引っ越しが多い方、すぐにネットを使いたい方に最適です。一人暮らしや少人数世帯で動画視聴やテレワークをする程度なら十分な性能を発揮します。一方、大容量のデータをアップロードする仕事や、オンラインゲームで低遅延が求められる用途では、光回線のほうが適しています。
選び方のポイント
1. 5Gエリアの対応状況を確認する
自宅が5Gエリア内にあるかどうかを事前に確認することが最重要です。各キャリアのWebサイトでエリアマップを公開しています。5G圏外でも4G LTEで利用可能ですが、速度は大幅に低下します。
2. Wi-Fi規格と同時接続台数を確認する
Wi-Fi 6やWi-Fi 6E対応のモデルを選ぶと、複数台のデバイスを同時に接続しても快適です。家族で使う場合は同時接続可能台数にも注意しましょう。主要製品は60〜120台程度に対応しています。
3. 通信速度制限の条件を把握する
各キャリアのプランには「一定期間に大量のデータ通信を行った場合、速度制限がかかる場合がある」といった条件が付いていることがあります。契約前に制限の具体的な条件を確認し、自分の利用量と照らし合わせましょう。
まとめ
光回線の工事が難しい環境でも高速インターネットを実現できるのが5Gホームルーターの強みです。選ぶ際は対応エリアと通信速度のバランスを重視し、自宅の利用人数やデバイス数に合ったプランを検討してみてください。快適なネット環境への第一歩として、自分の用途に合った製品を見つけてください。