NASの選び方
NASを選ぶとき、特に注目してほしいポイントは3つあります。
1. ベイ数(搭載できるHDD/SSDの数) 2ベイモデルはRAID 1(ミラーリング)でデータを二重化できます。4ベイ以上はRAID 5・6など柔軟な構成が可能になります。RAIDの知識があるならベイ数が多いほど選択肢が広がります。まずは2ベイからスタートするのが無難です。
2. CPU・メモリ性能 NASに搭載されるCPUとメモリは、複数人が同時アクセスする際の快適さを左右します。写真・動画のサムネイル生成や4K動画のリアルタイムトランスコード(変換)を行うなら、スペックの高いモデルが必要です。単純なファイル共有のみなら入門スペックで十分です。
3. OSとエコシステム SynologyのDSM、QNAPのQTS・QuTS heroなど、各社専用OSの使いやすさは大きく異なります。Synologyは直感的なUIで初心者にも扱いやすく、日本語対応も充実しています。アプリの豊富さもSynologyが優位とされています。
おすすめNAS比較表
| 製品名 | 価格帯 | ベイ数 | CPU | RAM | 対応RAID | ネットワーク |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Synology DS224+ | 約5.5万円 | 2ベイ | Intel J4125 | 2GB | 0/1/JBOD | 1GbE |
| QNAP TS-233 | 約2.3万円 | 2ベイ | Cortex-A55 | 2GB | 0/1/JBOD | 1GbE |
| Buffalo LinkStation LS710D | 約3.5万円 | 1ベイ | Cortex-A55 | 1GB | JBOD | 1GbE |
| Synology DS923+ | 約9万円 | 4ベイ | AMD Ryzen R1600 | 4GB | 0/1/5/6/10 | 1GbE×2 |
| TerraMaster F4-423 | 約5.5万円 | 4ベイ | Intel N95 | 4GB | 0/1/5/6/10 | 2.5GbE |
各製品の詳細
1. Synology DS224+ — 迷ったらこれ
家庭用からSOHO向けまで幅広く使える、2ベイNASの決定版です。Intel Celeron J4125を搭載し、写真管理アプリ「Photos」の顔認識・AIアルバム機能、動画の4K H.265リアルタイムトランスコードが快適に動作します。DSMのUIは初心者でも迷わず操作でき、日本語サポートも充実しています。
2. QNAP TS-233 — コスパ最強。予算を抑えたい方に最適
約2.3万円という価格帯で2ベイを実現した、エントリーNASの最有力候補です。ファイル共有・バックアップ用途であれば十分な性能を持ちます。QTSのUIはSynologyより複雑ですが、慣れれば柔軟な設定が可能です。ストレージ費用を最小限に抑えたい方に最適です。
3. Buffalo LinkStation LS710D — 圧倒的な人気。国産ブランドで安心
バッファロー製のNASで、国内サポートが充実しています。1ベイ構成でシンプルなバックアップ用途に特化しており、設定も簡単です。法人・中小企業向けのサポート体制も整っているため、ITに詳しくない方がいる職場でも導入しやすいです。
4. Synology DS923+ — パワーユーザー・4ベイならこれ一択
AMD Ryzen R1600デュアルコアCPUを搭載した4ベイNASで、複数ユーザーの同時アクセスや高負荷タスクをこなします。2.5GbEアダプタを追加すれば高速転送も可能です。Synology Drive・Surveillance Station・Active Backupなど豊富なパッケージが使えるため、本格的なデータ管理基盤として活用できます。
5. TerraMaster F4-423 — 4ベイでコスパを重視するなら
Intel N95クアッドコアCPU・4GB RAM・2.5GbE対応と、同価格帯のSynology DS923+に対してスペック面で優位な部分があります。TOS(TerraMaster OS)は機能が充実しつつあり、コストパフォーマンス重視で4ベイNASを検討している方に注目の製品です。
まとめ
NAS選びで迷ったら、Synology DS224+をおすすめします。直感的なDSMのUI、充実したアプリ、安定した動作実績はNAS入門から中級者まで幅広く対応できます。予算を抑えたいならQNAP TS-233、国内サポート重視ならBuffalo LinkStation、4ベイで本格運用するなら**Synology DS923+**を検討してください。